タロット ガッシュ
□0 愚者
1ページ/1ページ
「愚者」は全ての始まりのカードです。
ぼろぼろの貧しい男が旅をしていたり、若者が崖で足を踏み外しそうになっていたり、道化が踊ってたり。
物語の主人公をあてることが多いですね。
主人公というと、ガッシュ。
または、高嶺 清麿。
清麿は天才キャラだけど、これから成長するって意味ではあてはまる。
引きこもりが外に出る、という意味でもいい。
あと知識はあってもできないことはたくさんある。カレーも作れないし、スケートも滑れなかった。
意外と馬鹿さらしてると思う。
道化っぽいなら、キャンチョメ。
オロロンサーカスで花形ピエロだったしね。
最後にはシン・ポルクで大化けするので、カードが持つ「可能性」って意味でも捨てがたい。
でもやっぱり、愚者にあてるのはガッシュ。
王様になっても変わらない、丸裸の「愚者」ですね。
ガッシュ
主人公なので。
全ての始まりのカードです。
遠い遠い魔界から、たった一人でやって来た金色の子供。
何もないゼロからの出発は、まったくの無力だけれど、これから何にでもなれるかもしれない。
彼はまた、天衣無縫なすっぽんぽんの子供です。
これは自由と可能性の表れ。明るく希望に満ちてます。
ガッシュの「やさしい王様」っていう願いは、ただの思いつきだと思う。
素朴な理想だけど叶えるのは難しい。
でも常識とか現実とか考えるよりも、感じるまま思うままに行動するのが「愚者」。
そのガッシュの「やさしい王様」への思いこそが、バオウ・ザケルガや金色の本に秘められた底知れない力を引き出した。
無力な子供でありながら、すべての試練を体当たりで乗り越えたガッシュ。
それこそ「愚者」の姿ですね。