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□反省会
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「今回は敵チームが勝ったが…轟少年はドアを開けるとき、警戒をした方が良かったな。あの氷をよけれるとは誰もが予想していなかった事態だが、すぐに警戒心を解いてしまったのがいけなかったね」
「………うっす……」
「それじゃ復習だ!葉隠少女はどうやって確保されたかな?はいっ!上鳴少年!!」
「うぇ!俺っすか?んーとー…葉隠がドアを開けて一階に降りたら尾白がいて、尾白と話してたら確保テープで捕まった」
「Nnnn…少し説明不足だな…」
「葉隠さんが障子さんを誘い出そうとまず、障子さんを探しに行きます。探しに行った先に尾白さんがいて尾白さんと会ったことにより気が緩み、話しているところを後ろから捕まった。つまり周りの警戒及び、ただ障子さんを見つけ出すだけでその先を考えていない行為これらが葉隠さんが確保された原因です」
「八百万…めっちゃやべー…」
瀬呂くんは砂藤くんとそう言ってこそこそ話す
そうなんだ…それで捕まってたのか…あー…私がしっかり作戦考えとけばよかった。詳しく作戦考えとけばこうはならなかったかも……
私は目を伏せて反省をする
「グッ…グレイトだよ…」
オールマイト先生は少ししょぼんとしていた
「次は輪蛇少女について!」
げっ…私か…
「輪蛇少女について感想を…耳郎少女!!」
「…個性をうまく使えてる…。…あの時障子も壁に張り付けられれば、結構有利になれたはず。後、なんで轟の手を両方潰さなかったのか、それが結構疑問です」
「Yes!!!それだよ!耳郎少女!!私もそれは疑問だっ!!何故なんだい?輪蛇少女!」
「えっ…とっ…何故かというと…私に炎で攻撃している内に氷が溶けるかな…なんてことを思っていました…。結果失敗しましたが…」
「なるほど…」
「意外と単純思考だな」
…なんかさらりと後ろの轟くんにバカにされた気が…
そろりと後ろを見ると轟くんに少し笑われていた
「輪蛇少女の謎がわかったところで今戦のベストは誰だかわかる人!?」
「えー…障子じゃね?」
「輪蛇っぽい気もするけどな」
そんなクラスメートの声を聞きながらも、私はぼーっとただ立っていた
この話が終わり、次の組みが戦闘を開始しても私は呆然としているだけで授業は終わってしまった
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