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□飯田くんはヒーロー一家
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はぁ…外今日も騒がしいな…

最近はマスコミがオールマイト先生を出せとうるさく抗議している

取材とかめんどそうだな…

私は運良く取材は受けなくて済んだ

朝から疲れてそう…

スイィ―――

「おはよう」

「おはようございます」

「昨日の戦闘訓練お疲れVと成績見させてもらった」

私が外を見ていると、相澤先生が入ってきて教卓にプリントを載せながら言った

「さてHRの本題だ…急で悪いが君らに…」

…なんかテストでもやんのかな…もう運動も勉強もやりたくないんだけどな…

「学級委員長を決めてもらう」

あっ、普通だった…

「委員長!!やりたいですソレ俺!!」

切島くんを始めみんなが一斉に、委員長をやりたいと騒ぎ始めた

「静粛にしたまえ!!多をけん引する責任重大な仕事だぞ…!やりたい者がやれるモノではないだろう!!」

そういって飯田くんが多数決を提案してきた

にしても飯田くん…すげーしっかりて手上げてるね…

まぁそれはともかく多数決をやる

私は…飯田くんかな…マジメだし

私は紙に飯田と書いて二つ折りにして百ちゃんに渡した

「じゃあ委員長は緑谷、副委員長は八百万だ」

緑谷くんと百ちゃんか…なんか百ちゃんが副委員長っていうのも違和感あるけど緑谷くんが委員長なのはいいと思う

「一票!?一体誰が!?」

飯田くんがビックリしていたのはさて置き、結果委員長などを決めて授業に入った

授業を終えてメシ処に行き四人でご飯を食べる

「人すごいなあ………」

「ヒーロー科の他にサポート科や経営科の生徒も一堂に会するからな」

「ほう…すごいな、だからこんなに人がいるんだね」

「お米がうまい!」

「いざ委員長やるのかとなると務まるか不安だよ……」

「ツトマル」

「大丈夫さ」

「緑谷くんなら平気だよ」

「緑谷くんのここぞというときの胆力や判断力は多をけん引するに値する。だから君に投票したのだ」

緑谷くんに入れたの飯田くんなんだね

「でも飯田くんも委員長やりたかったんじゃないの?メガネだし!」

「そうだよ、飯田くん!マジメだし」

「やりたいと相応しいか否かは別の話…僕は僕の正しいと思う判断をしたまでだ」

さすが飯田くん…堅いな…というか…

「僕…!!」

「ちょっと思ってたけど飯田くんって坊ちゃん?」

「坊!!!」

坊ちゃんって…お金持ち…

「…………そう言われるのが嫌で一人称を変えていたんだが」

無理してたのか…

「ああ俺の家は代々ヒーロー一家なんだ。俺は次男だよ」

「ええーーーー凄ーー!!!」

すげー...一家でヒーロー…プレッシャーだな…

「ターボヒーローインゲニウムは知ってるかい?」

「あー!知ってるよ!」

「もちろんだよ!!東京の事務所に65人もの相棒を雇っている大人気ヒーローじゃないか!!まさか…!」

緑谷くんの熱意がすごい…でも興奮するのもわかるな。あの有名なヒーロー一家って言われればね…

「規律を重んじ人を導く愛すべきヒーロー!!俺はそんな兄に憧れヒーローを志した人を導く立場はまだ俺には早いのだと思う。上手の緑谷くんが就任するのが正しいと思う」

えっ…飯田くんが笑った…

「なんか初めて笑ったかもね飯田くん」

「笑わなそうなイメージが…」

「えっそうだったか!?笑うぞ俺は!!」

それにしても…よく考えて偉いな…私なんかヒーローになりたい理由なんて…ヒーローにならなきゃいけないっていう使命感みたいなものだから…

そんなことを考えていると

ウウ〜〜〜〜〜

「警報!?」

「なにか起きたの?」

「セキュリティ3が突破されました。生徒のみなさんは速やかに屋外へ避難してください」

「3!?」

「セキュリティ3?」

「セキュリティ3って何ですか?」

「校舎内に誰かが侵入して来たってことだよ!3年間でこんなの初めてだ!!君らも早く!!」

うわっ…人がたくさん押し寄せてきた!!

「わぁ!!」

私は人の波に押し寄せられて緑谷くん達と離れてしまった

とりあえず人の波に流されていると

「皆さん…大丈ーー夫!!」

そういって非常口のところに飯田くんが張り付いていた

「ただのマスコミです!何もパニックになることはありません大丈ー夫!ここは雄英!!最高峰の人間にふさわしい行動をとりましょう!!」

飯田くんのその言葉で騒いでいた人達は静かになった

その後教室に戻ると

「委員長はやっぱり飯田くんがいいと…思います!あんな風にかっこよく人をまとめられるんだ。僕は飯田くんがやるのが正しいと思うよ」

せっかく委員長になったのに…でも緑谷くんがいうことは確かに正しいと私も思うな…

「委員長の指名ならば仕方あるまい!!」

こうして緑谷くんに代わり飯田くんが委員長になった

でも、セキュリティ突破なんて誰がどうやったんだろうね…


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