深夜×グレン

□壁を越えて
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グレン…君はとても優しいよ。生意気で毒舌で無愛想でさみしがりで、華麗だ。

君の泣き顔は実にそそられる。まぁ見たことは無いんだけどね…

淡いピンクの唇を噛み締めながら必死に涙をこらえる姿は水のように澄んでいて儚く脆い。

だから君を僕は守りたいんだ。泣き虫なのをなんのためか必死に隠して頼りのありそうな背中を僕らに見せて、導く。僕らは彼を信じて続くだけ。

でもねグレン。僕には全部ばれてるよ。

人を失うことを恐れ悔やみそれをすべて自分のせいにする

そして部屋に戻ってすぐこうするんでしょ?

声を抑えて泣く。僕は知ってるから…だから…


僕には泣き顔見せてよ…。
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