【音楽は愛故に。】

□第4音
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気づいたら朝になっていました。



なんてよくあること。



でも、流石にこれは初めてだわ…。



「まさか、3日も経ってるなんて…。」



そう、実に曲を作りはじめてから4日目の朝です。



リュウに連絡いれといて正解ね。



でも、これは自分でもびっくり。



なんにも食べてないし、寝てもないのに全然へーき。



3日ぶりの制服に袖を通して学園に向かう。



「あ〜!!亜実だ!!」



…朝から元気だね、オト。



「おはよぉございます!亜実ちゃん、おひさしぶりですね!」



「おはよう。3日ぶりだな。」



「おはよ!オト、なっちゃん、マサ。久しぶり。」



も〜、心配したよー。とかオトから言われてると3人の後ろに2人の女の子がいた。



「ねぇマサ、この2人は?」



とマサに聞くと



「あぁ、俺たちと同じクラスの七海と渋谷だ。」



「は、はじめまして!!
作曲家コースの七海春歌です!!
よよよよろしくお願いします!!!」



「春歌、咬みすぎ。私は渋谷友千香!
アイドルコースだよ!よろしくね!」



可愛い人達だなぁー。



「はじめまして。早乙女亜実です。
Sクラスのアイドル、作曲家コースの両コースに所属しています。
よろしくね!ハルにトモ!」



と2人に挨拶する。



「ねぇねぇ。あんたってさ、苗字…早乙女じゃん?その…もしかして、学園長と関係ある?」



「わぁ。トモ、鋭いね!せーかい。私とシャイニーは親子だよ。」



と言った瞬間、



「「「「ええええぇぇ!?」」」」



あれ。オトとなっちゃんにも言ってなかったっけ。笑



「亜実ってあのオッサンの娘なの!?」



「まぁ義娘だけどね。だからそんな硬くならないでよ、ハル。笑」



そう笑いながら「学園長の娘さん…。」とカチコチになっているハルを宥めて6人で学園へ向かった。



…うーん。ちょっとだるいなぁ。



やっぱり、3連徹は流石にダメか。



そう思っている所に会いたくない人が来た。



「やぁ。久しぶりだね、レディ。」



     
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