小説

□吊り橋効果
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今年のクリスマスは剣咬の虎と合同でやることになった。ミネルバも元の居場所に戻ってよかった。そんなこんなで私はいつものカウンターに座って新刊の本を読んでいた。

「ルーシィは混ざらないの?」

「今はこの本の続きが気になって…。」

「「最近出た本よね/だな」」


声が重なり後ろを見てみると、剣咬の虎の双竜の片割れローグがいた。


「あんたもこの本を読むの?」

「なかなか面白くてな、今はユキノとスティングも読んでいる。」

「ユキノはともかくスティングも読んでいるのね?」

「あいつは一応マスターだからな、本ぐらい読んでもらいたい。」

「あなたたちとってもお似合いね?」

「「えっっ!!!」」

「今日はクリスマスだしいいことあるかもね。」


その話を盗み聞きした人物がいたずらをし恋が実るまであと一時間…。


「みんな〜今から王様ゲームを始めるわよ!人数が多いからくじ引きね。」


選ばれたメンバーはナツ、グレイ、エルザ、ルーシィ、ウェンディ、スティング、ローグ、ミネルバ、ルーファス、オルガ、ユキノだった。


「「「「王様だーれだ!!!」」」」

「私だ。」

「(変なこと言わないでよね〜。)」

「三番は足の間に五番の人を入れて座る。」

「三番は私です。」

「五番は俺だな。」

「グレイ様、では失礼します。」

「コ〜イ〜カ〜タ〜キ〜」

「ルーシィ様〜怖いです〜!!!」

「ジュビアやめなさい。」

「次に行きましょう。」

「「「王様だーれだ!!!」」」

「俺だ〜!」

「げっナツかよ。」

「ちらっ」

「(ナツ、しくじるなよ。)」

「八番の人は空から落として四番の人がキャッチする。」

「私〜!!!」

「俺!」

「ハッピー、ルーシィを空まで飛ばしてくれ!!!」

「あいさ〜!」

「やめろナツ!!!」

「姫さんが危ねぇじゃねえか!!!」

「だから四番がキャッチするんだろ?」

「ローグ、ルーシィを頼んだ。」

「ナ〜ツ〜行くよ〜!!!」

「このくそ猫〜!!!」

「フロッシュ、頼む。」

「ロ〜グ〜行くよ〜。」

「ローグ!」

「ルーシィさん!!!」


見事にキャッチしたが唇と唇が当たり空中でキスをした。


「まあ。」

「どぅえきてぇるぅ〜。」

「カナ…後で話があるんだが?」

「怒らなくたっていいじゃないか。私とナツが濃いのキューピッドになってあげたんだから。今回はあのカップルに免じてよ。」

「はあ、今回だけだぞ。」

「スティング、どうかしたのか?」

「………さんが。」

「?」

「ルーシィさんのこと好きだったのに〜!!!」

「あらあら。」


こうして二人は空中で結ばれたのでした。
めでたし、めでたし。

「めでたくなんかねぇ〜!!!」


E N D

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