アルスマグナの後輩になる話。

□なんとなく、分かってた。
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「ちょっ・・・!?っえ!?なんっ、なんでここにサクがっ!?」



「あのっ、ドッキリです。はい。」



片手のカメラをパク君につきだす。



「ドッキリ!?・・・・うわ、嘘ー・・・・」



「ほんとでーす」



パク君に少しスイッチが入った。
ニコラジとかで見る、かわいくていたずらっぽい顔。



「まんまとやられたーww」



「やっちゃいましたww。感想は?」



「はいっ!?えっと、どきどきしました!!パクウィトでした!!」



「・・・っはい!今回のターゲットのパク君でしたー。」






・・・なんとか、無事に撮影がおわった。



「・・・・`ねぇ。サク?」



「・・・あっ!ごめんなさい!重いよね!!」



今、自分がパク君の上にいること忘れていた。危ない危ない。



「いや、別に大丈夫だけど。・・・・なんで僕の上にいたの?」



「えっと・・・」



あなたが引っ張ってきたんですー。




なんて。言えない。
いえない。なにがあっても。恥ずかしすぎて言えない!!
その後の関係を見据えて。言えない!!!



「ちょっと、転んで。」



「別に僕、痛くなかったよ?」



なんでこの人はいらないところでカンがいいんだ?これ以上掘り下げないで欲しい。



「寝てたからじゃないですか?うん。きっとそう。ごめん。すぐ退くから。」



「え・・・?嫌だよ。」



「うぇ?・・・っ、うわっ!!」



本格的に抱き寄せられた。



「あの?パク君?どうしたの?」



「ごめん。かわいくてつい。」



「うぅ・・・、理由になってない・・・。・・・恥ずかしい、から。やめて。ください。」



「・・・・付き合ってるみたい。じゃない?」



「はっ・・・!?」



「あーww、顔あかーい!タツキ先輩みたいだよ?ww」



「っ!?やめてっ。はーなーせー!!」



パク君の腕の中で暴れたから、流石にパク君も腕を離してくれた。
解放された私の顔が真っ赤だったのは言うまでもない。




「あー!もうっ!!先生達の所に行きますよ!!反省会です!!」



「はいはーい!!」




さっきあんなことがあったとは思えないテンションだ。




私の顔はまだ微かに赤みが残っていた。








「・・・ホントになったらいいね。」



パク君の小さい呟きは、私の耳にもカメラにも聞こえなかった。





パク君が神生先輩と泉先輩にこっぴどく叱られたのは、このあとの話。







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