アルスマグナの後輩になる話。
□戦場とかいてブンカサイとよむ。
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文化祭当日。
「おほぁー・・・、すっごい人・・・」
「毎年こうだね。オレ去年来たけどすごかったもん。」
「あ、俺も来た。もっちーとはその時あってたかもね。」
「3人ともーあつまれー!」
学級委員からお呼び出しをくらった。1Bのシフトは午前と午後に分かれており,僕たちダンス部員3人は午後にパフォーマンスがあるので午前担当になった。どうやら1日目午前はどれだけ人を入れるかの勝負らしく委員は興奮気味にはなしている。
「あなたたちにこの店はかかってるから!ダンス部!がんばっ!!」
「「「はーい」」」
そうそう、結局何の動物になったかというと3人一緒に犬にした。
モコモコの腕輪とベルトをつけて首には首輪もつけた。
・・・正直考えるのがめんどくさかったから犬。というのもあるんだが。
「よーし!サク!もっちー!がんばる
ぞ!!!」
「「おー」」
そうして、文化祭というなの戦場がはじまった。
考えればあたりまえだった。
すっかり間違えていた。朴もアルスマグナだと・・・。同学年で甘く見ていたが、ギガンティックではセンターを務めた男だ。
1Bには開始早々、人が流れ込んだ。
「パッ、朴モテモテっ・・・」
「ちょ、そんなこと言ってる余裕なッ・・・ぃいい!?た、たすけてぇえええ!?」
「あああああ、ホラー映画だぁぁぁぁ」
「まぁ、おちつけよサク」
「落ち着けねぇよ!?助けてよ!?もっちー!?」
「あぁあぁ!?朴くーん!?」
きずけば朴君は人の波でどっかに行ってしまった。せっかくの戦力がぁ・・・。
「探しにいかねば・・・」
「あいつ絶対帰ってくるって。」
「いや、探しにいきます。後はまかせた!もっちー。」
「えー・・・俺ぼっちー。」
もっちーを教室において、僕は探しに行った。
「どぉこいったんだ、パク君は」
どうやら、遠くまで連れていかれたらしい。まったく見つからない。ついでに目の前には、人、人、人。
「結構キツいかもなぁ」
そういえば、僕は今、犬だ。体が以上にモコモコしている。うごきずらいし、歩くたび誰かに見られる。
「ほぅわー、マックスで恥ずかしい。」
もう、クラス宣伝ってことでいいや。
そう、わりきった。
パク君が連れていかれそうな所は多分、各階の中ホールだ。あの人たちは学園の生徒じゃなかったから学園内の森とかは行かないだろう。各階には大きめのホールがある。
僕はとりあえず2年がいる三階へ向かった。
「・・・いない。」
いない、のだか、つれさった女達はいた。
行動からして彼女達も見失ったようだ。
「もしかして」
神生先輩たちにかくまわれた?パク君は先輩が大好きだからありうる。さっそく2Aに向かった。