アルスマグナの後輩になる話。

□戦場とかいてブンカサイとよむ。
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1日目午後

「三人ともともおつかれ!休憩入っていいよ!!」


委員からのお許しがありやっと休憩に入った。


「つっかれたよー!」


拉致られたパク君、ひたすら探していた僕、そして全ての仕事をやってくれたもっちー。みんな初日とは思えない運動量だ。


「もっちー、ありがと。いや、まさかあそこまでパク君が人気とは。」

「さらっと酷い!」

「ああいう人いるんだね。ちゃんとニコラジで言っとけば良かった。」

「んー、そうだね。でもさ、ちゃんとマナー守ってる人もいるし。あの人達が過激派だっただけかな?」

「とんでもない迷惑だったな。うん。」

「・・・ごめん」

「ん?どうしたの?別にパク君が謝ることじゃないよ。ファンのこと、管理できる訳じゃないしね。」

「そうそう。きっと今回だけだから。気おわず楽しんでいこー。」

「・・・ありがとう」

「さぁて!何からいこうか?」


パク君のちょうしが治ったみたいだ。やはり彼は騒がしいのが似合う。


「僕ね、ここがいい!」

「タツキ先輩のクラスか。じゃ、ここいこうか。」


そして僕らはタツキ先輩のクラスへ向かった。




「あ!景草!もっちーとぱっくんも!!いらっしゃーい!来てくれたのね!」

「もちろんですよ!」


タツキ先輩のクラスではチュロスをうっていた
先輩はもちろん接客。笑顔がまぶしい。


「何になさいますかー?」


先輩の敬語はめったにみない。少しおかしくなってきた。


「ええと、これ!イチゴ味下さい!」

「じゃあ俺プレーン」

「僕はチョコでーす」

「・・・はい。えっと合計600円です。・・・はい。ちょうどいただきます。ありがとうございましたぁ!」


先輩から手渡されたチュロスはほんのりあたたかかった。


「あ!席空いてるから、たべていきによ!」

「じゃあ、甘えます。」


僕らは、少しこじゃれたテーブルに腰を下ろし
た。


「もぐもぐ・・・、あぁ、文化祭って感じ!」

「高校ってい、こんなに盛り上がるんだね。熱気がすごい」


高校一年の僕らにとって、今年は何もかも初体験。何かをやれば、何かしらの発見とか驚きがある。


「みんなー!これどーぞ!」

「タツキ先輩!・・・え、紅茶?いいんですか?」

「いいよー!委員さんに許可もらったからー。僕さ、休憩になったから、一緒にまわっていい?」

「いいですよ。」

「うふふ。ありがとう。」


僕らは、紅茶とチュロスをいただきながらこのあとについて、作戦をたてた。


「じゃ、ここをこうして、次をここ。最後がここで、ここでかいさん。・・・で、いい?」

「「「らじゃー!」」」



「・・・ねぇ?関係ないんだけど、いい?」

「どうしました?タツキ先輩?」

「ぱっくんが犬ってことはわかるけど。二人は何の格好?」

「僕らも犬ですよ?」

「あ。そうなの。サクも、もっちーも犬のイメージじゃなかったさらなー」

「え!僕のイメージ何ですか?」

「##NAM1##はぁ、ウサギ。」

「・・・初めて言われました。」

「サクがかわいいから、ウサギなんだよ?てか、逆にウサギ以外なにがある?」

「うーん・・・アスパラガスとか?」

「野菜じゃん。それ」


そんなこんなで、和気あいあいとすごした。途中、神生先輩と泉先輩の店にいこうかという話になったが残念ながら先輩達は休憩にはいっていた。ぜひ、先輩達の執事姿を見たかったので、今回はあきらめた。

きずけば、もう2時半となっていた。3時半からダンス部公演なのでそろそろいかないと、泉先輩が設定した時間に間に合わない。
開演前にあの説教を聞くのはとてもいやだ。


「先輩!そろそろ行かないと。」

「ほんとだ!ありがと!サク!!」

「いそげー!!」


そして、僕らは急ぎ足で部室へむかった。
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