小説っぽいもの

□悪霊退散!
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ちょっとイタズラしようと思って首筋をちろりと舐めたら
一瞬という速さの拳が腹にとんできた。



晋ちゃんには迂闊にイタズラしちゃあいけないって事を身を持ってしりました……



「んぅ……ぎんとき?」


そして数行前の出来事をなかったかのよう。

でも俺の腹の痛みはなかった事にはならねぇぞ。



「ほら、もう寝よ?風邪ひいちゃうからきちんと布団入ろーねー」



仕返しと言わんばかりにわざと小バカにしたような口調にすると

やはり怒ったようで鼻をむぎゅっとつままれた。


「うるせーばかぎんとき」


まだ少し乾いてない涙の後が可愛いなんて………






絶対に言わない。
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