小説っぽいもの
□悪霊退散!
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とりあえずうるさい神楽を押し入れ(神楽の寝床である)に押し込んで晋ちゃんを一旦ソファーの上に寝かす。
ちゃっちゃと終わらせて早く寝よう。
そうだ、うんそうしよう。
嫌な事は何かをして忘れてしまえばいいと先生も言ってた(気がする)し。
適当にバサバサと布団を敷いて枕を二つ投げ込む。
一個は俺のでもう一個は晋ちゃんの。
枕が変わると眠れないらしくて鬼兵隊の方からわざわざ持ってきたという……(俺が腕枕してあげるVって言ったら腹パンされた)
………何だか目が熱くなって悲しい気分だから嫌な思い出が甦る前に寝よ…
「おーい晋ちゃーん、大丈夫ー?」
ぺちぺちと頬を叩いてみる。
あー反応がないなぁ。
そうとうのダメージくらってるね。