小説っぽいもの

□痛い幸せ
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ピピピピピピ………









「…んぁ」


ジャスタウェイの目覚まし時計が知らせる朝6時。

隣で眠る奴はぐーすか起きる気配もない。



「んー……腰いてぇ…」

昨日もアイツ無茶な体位でヤってきたし(四十八手がどうこう言ってた気がする)



ふと感じる別の痛み。
内側からビリビリくる何とも言えないおかしな……



(ちょっと待てよ…)


毛布の中に埋もれる下半身に手を伸ばして少しだけ指を突っ込む。

ああ、今は快感がどうとか言ってる場合じゃねぇや。
気分によって不感症になれる俺ってわあ、便利(棒)




嫌な予感ほど俺はよく当たるらしい。




ドロリ



溢れた白い液体が布団へと染み込みだした。






……………。





「いっっっっっだあああっ!?」




「痛い!ちょっと晋ちゃ、え…」




力の限りもじゃもじゃを蹴り倒す。

あ、ダメだ。少し動くだけで腹いてぇ。



頭上にクエスチョンを撒き散らす頭の悪い奴を思いっきり睨みつける。


「ぎ、とき……てめぇあのまま寝たか…?」



「え、え?………ぅぁあっ!やべ、中に入ったまま……」





…今日は鬼兵隊の所へ戻れそうにないな。
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