小説っぽいもの
□そんな幸せであって
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「ヅラぁ……」
普段は色っぽい表情なのに
俺といる時は幼さの残る子供の顔だ。
少しは警戒してほしいと思ったが無理だな…
「…晋助、貴様はそれでも鬼兵隊を引っ張っている輩か?敵同士なはずだろう」
紅桜の一件で俺達は割れたように見えた。
しかし銀時と晋助がくっついているのでそれは見せかけだけである。
世も末だと何度感じたか。
「…るせーよ、悪かったってんじゃん…ヅラ、おれねむい」
「お昼寝とは呑気だな…ちょっとは警戒ぐらい…」
「こた」
「………!」