小説っぽいもの
□どえむ
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くちゅ…くちゃり
舌先で耳をなぶられる。
時々かかる銀時の熱い吐息と漏れる声が心地いい。
「んっ……くぅ…はぁ……」
「耳だけでこんなにとろとろになってるよ?晋ちゃんたら…変態さん」
「くふっ……はぁああっ!」
二人しかいない空間だから邪魔する音がなくてストレートに銀時の低い声が色っぽく響く。
やわやわと自身を扱かれて少しずつ理性が溶けて、そのかわり求めたい本能が膨らんだ。
「んんっ……ぎん、ときぃ…もっ……つよ、く……ふっ…」
「へー、感度良くなってんの。いいよ、イけよ…晋助」
「ぁあっ………んぁああああっ!」
銀時の手が俺の白濁で汚れる。
出した余韻でクラクラするというか体がだるい。
なのに不完全燃焼でまだ欲しいなんて思った。
「本当に俺の声好きなんだーwそれとも俺の言葉攻めでどえむとk((「死ね」
「もー…相変わらずヤってる時もツンだよねぇ……」
当たり前だ。
それくらいの事には頭が回る。
「いーよ、痛みすらも快感に変えれるっていう自分の身体ぐらい分かっておけよ」
「俺ァMじゃねぇよババロア脳が」
※本人の自覚なし
「あ、いーのね?そーいう事、言っちゃってさあ」
ニヤニヤしながらまだ脱ぎかけの着物の袖口を漁る。