おてんば姫とさすらいの剣士

□冒険の書 1
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「ま、魔物?!」



久しぶりの魔物にアリーナは驚きとどまってしまった。
相手は青い魔物で風を使った攻撃をしてくる、あれは…バギマ?


バギマはアリーナを直撃、だが全然効いていない。一味違うんです、この女の子は。

調子を取り戻したアリーナはエメラルドに輝くピアスを揺らし、笑みを浮かべた。



「さぁ、久しぶりにやるわよ!」



攻撃をしようとしたその時、目の前の魔物に青い稲妻が貫いた。
一瞬の出来事だった。魔物たちは即死。その場に倒れこんだ。


何…が起こったの…?



「…………大丈夫か?」



振り向くと剣士がこちらを見ていた。今の攻撃は…この人?



「あなたが、倒したの?」



「この辺りはあなたのようなお嬢さんにとって危険だ。すぐ町に戻るといい」
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