犬夜叉


□第1章
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『……犬…夜叉…』



「おい!!しっかりしろ!!」



犬夜叉は逢瑠を抱え、叫んでいた。



「犬夜叉!あまり揺らしてはならぬ!」



桔梗が犬夜叉に注意するが
犬夜叉の耳に届いていなかった。



逢瑠は何者かによって
腹部に大きな怪我をしていた。



回復技を使えるとはいえ、
この怪我で自分の回復は
できないでいた。



「すぐ桔梗の村につれてってやるからな!」



犬夜叉は言ったが桔梗は微妙な顔をする。



「犬夜叉!この傷では
私の村まで逢瑠がもつか…!!」



「うるせえ!じゃあどうしろってんだ!
このまま弱っていくのをみてろってのか!?」



「……犬夜叉…。
そうだな。村まで急ぐぞ」




犬夜叉と桔梗は立ち上がり
村へ行こうとするが…



『……まっ……て。
犬夜叉…桔梗……。
私は…もう……………』



逢瑠は弱々しい声で言った。



「!?そんな事ねえ!助かる!」



「そうだ。逢瑠!!お前は助かる!」



犬夜叉と桔梗は言ったが…



『…ううん。私…わかるの…
このままだと…』



『ぐはっ!!』



逢瑠は口から大量の血を吐いた。



「おい!?くそ!!どーすりゃいいんだ!」



『……犬…夜叉…。
私は…父様と…母様の元へ………。』



「「!??」」



「ならぬぞ!逢瑠!!」



「そんな事!!俺が許さねえぞ!!
お前は2人の分まで生きなきゃならねえ!」



『……あり…がとう…。
でも…もうだめ…なの。
ここから…動けそうにない…』



『……犬夜叉…桔梗…
私は……2人も仲良くしてくれる人が
できて……
嬉し…かった………』



『……本当は……
叶うので…あれば……
もっと2人と…一緒にいたかった……』



逢瑠は涙を流した。



「「!?」」



「…くそっ!!逢瑠。
やめろ!!そんな事言うんじゃねえ!」



犬夜叉の目からも光るものが落ちた。



『…!?犬夜叉…私のために……
泣かないで………』



2人を見たいた桔梗も顔を歪め
涙を流した。
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