S.T.L 2.5 本編

□二話 呪われた子供
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入国審査。
魔法世界にもそんなものがあるらしい。正しくは、魔法適正調査って言うらしいけど。
「ねぇ、森神さ・・・じゃ無かった。エルルくん、なんで赤ん坊ばっかなの?」
そしたら、森が・・・じゃなくて、エルルくんが答えてくれた。
「まぁ、生まれた子供がどんな魔法に適しているか、調べるために来る人も少なくないからね。あと、森神様って言ったら駄目。エルルくんだよ。ここでは。」
ふぅーん。でも、森神様に親近感がわいた気もしなくはない。ところでね、エルルくんだと、ため口でいいらしいんだよ!しかも、エルルくんのほうも、年上として僕を扱ってくれるんだよ!そして、そして!なによりも!
「ねぇ、エルルくん可愛いねぇ。」
「や、やめて。リリア。気持ち悪いよ!」
今のは、心にグサッって刺さったよ。でも、ホント、可愛い。女の子みたい。今までそんなこと無かったくせに。
「あ、ほら。次、リリアだよ。」
エルルくんをいじってる間に、順番が回ってきたらしい。
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