それはきっと(b)

□08.5
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※管理人が書きたかっただけです。短いです。
 今のところのダイゴさんがなまえについて思うことと、ミクリさんが二人をどう思っているか、を書いたものになっています。
 気になる方、よろしければどうぞ。




















久々にトクサネの自宅に帰り、ベットに横になる。
すると、今日まだ明るいうちにミクリが口にした言葉が蘇った。


━━これで、これからのキミの冒険に積極的に手を貸してくれる人も増えたはずだよ━━


なまえちゃんに向けて言ったその言葉。
彼女が冒険しやすくなるのはいいことであって、手を貸す人が増えることは喜ぶことだ。

……でも、ボクはその事実に動揺したのだ。

今まで、彼女をサポートするのはボクの役目だと思っていた。
…だけど、今度からはボク以外のたくさんの人が彼女に手を差しのべる。

彼女はいい子だ。
優しくて、前向きで、人を惹きつけるなにかを感じる。
だから今日だって、あんなにもたくさんの人が彼女の優勝を祝ったのだ。

もし、たくさんの人が手を貸すことで、ボクが手を貸す必要がなくなったら……?



……ボクは一体、何をするために彼女の元へ行けばいいのだろうか。








(こんなことを思う理由を、ボクはまだ知らない)







×××











今日まず思ったのは、なまえちゃんは予想以上に人を惹きつけると言うこと。
それから、予想以上にダイゴがなまえちゃんに惹かれているということだ。もちろん恋愛的な意味で。
……最も、ダイゴ自身はそれに気付いていないようだったが。


「最近彼女のことしか話さないから好意を寄せているのは分かっていたが、まさかあそこまでとは」


いままでにないすごい勢いで来たかと思えば、あの服装に一番文句があったみたいだし。
へそ出しにミニスカートなんて、そんなに慌てることないと思うんだけどね。

そう思いながらミロカロスの身体を撫でれば、ミロカロスは一声鳴いて首を傾げる。


「いずれ必ず戦うはずだし、その時はよろしく頼むよ。
…彼女の一番のパートナーはジュプトル。草タイプだから、私たちには厳しい相手だ。
最も、彼女がルネに来る頃には、とっくにジュカインになっているだろうけどね」


そう言ったとき、ふと彼女に渡したヒンバスを思い出す。
確かスピカと名前をつけていたか。
きっと彼女なら、スピカをすばらしいミロカロスに育ててくれるだろう。

そんなことを思うと、私の口は自然と弧を描く。


いずれにせよ、ダイゴの恋模様も含め、彼女の周りがとても楽しみなことで満ちているのは間違いないのだ。










(ポケモンバトルもコンテストも、
どちらも、いつか全力で戦ってみたい)

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