*main*
□*7話 暇*
1ページ/1ページ
.
『んー!!!!うまいー!!!!』
ただいま、博士手作り朝ご飯食し中…哀ちゃんと一緒に………………哀ちゃんと…。
『なぜ、ここにぃぃい!!!?』
びっくりして驚きの声を上げると、睨むように私を見てきた。
「なに?その言い方。私だってここに住んでるんだからいて当たり前よ。というより、あなたより前から住んでるから。」
はい…その通りです。
こわいな、哀ちゃん。
「それよりあなたほんとは高校生なのね」
『ふぁ!?』
いきなり衝撃告白ー!?
はっきり図星あてた!!
『ははは…何言ってるのかな…』
だめだ、なんなんだ朝からこの会話は。
「あなた、工藤くんのことも知ってるんでしょ?」
はい、知ってますとも。
そやつから、家から出るな宣言受けましたからね…。
私と哀ちゃんの真ん中で食べている博士はおどおどしている。
「大丈夫よ、誰にも言わないから。」
当たり前だろ、言われたら困るわ
「その代わり、私のことも言わないでよ?知ってるんでしょ、私の事も。」
知りたくて知ったんじゃないよ?
アニメとやらで勝手に放送されてたんだよ?
私悪くないよ?
『言わないもん。哀ちゃんも絶対言わないでね。』
「ええ。博士もよ。言っちゃダメよ。」
「あぁ、わかった!」
なんで朝っぱらからこんな黒い話してんだよ…。
「じゃ、博士。学校行ってくるから見張りよろしくね」
『ちょ、見張りって…!!』
そんな見張られなくても家から出ないのに。
てことで、寝よう。うん、そうしよう。
見張られてちゃ、ろくなことできないからね。
おやすみなさい。
(大人な哀ちゃんも)
(疑っています。)
.