*main*


□*3話 白状しました*
1ページ/1ページ

.


「…で?あんた誰?」

『…宅配便です。』


ものすごく疑われてます。





*白状しました*




「嘘つかないでよ。言えよ。誰だよ」


なんなのこいつ…!!
めっちゃ口調ひどいじゃん


『…宅配便です!!!!!』

「……」

黙ってやんのー!!
諦めたか?

「じゃあ聞くぜ?どこの宅配業者だよ」


『……』

次は私が黙りこくる番。
そんなの言える訳が無い。
というか、私は宅配業者じゃない。

「お前子供だろ?そんなでかい服着てなにしてんだよ」

『なっ、私は高校生で…っ!!…あ。』


しまったぁぁぁあ!!!
口をすべらせてしまったぁぁ!!


「…高校生?」


なんかすっごい見られてるんですけど。めっちゃ疑いの眼差しなんですけど。


逃げたい。ここから逃げ出したい。


「…お前本当に何者だ?」


これは言うべきなのか?
なんかもう気付かれてるっぽいし。

てか、ほんともーやだ。


『……』

「あぁ…警察呼ぼ『すみませんんん!!言います言います!!』早く言え」


ううう、ほんとこの人結構な性格の悪さっ

『…じゃあ、コナン君、君から言ってよ』

「…コナン君?


俺、いつお前に名前言った?」


しまったぁぁぁあ!!!
なんて馬鹿なんだ私いいい!!!

『あ、いや、あの、あ!!私、君の親戚の…し、新一お兄ちゃんの知り合いなんだっ、で、君のこと知ったの!!はははっ!!』


よしっ、なんとかごまかせたっ!!はず。


「ふぅ〜ん…新一兄ちゃんの…」


って何言ってんだ私いいいいい!!!
新一は目の前じゃないかぁぁぁ!!!



『…私は、17歳の高校生です…。』



素直に白状しました。




(私の馬鹿さ加減を)

(今日知りました。)




.

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ