ふまけん no,13
□ふまけん no,13
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女子「きゃーっ!‼健人くんっ」
女子から逃げること…どれぐらい校内を走り回ったのか…
若くてもさすがに酸素ギれ…
高校3年 中島健人 こと俺だ
疲れた…息きれぎれに体育館倉庫に逃げ込み座り込む
酸素補充…と
ガサッ!
誰か⁉いる⁉
音のする方へ歩み寄ってみると…
マットレスに気持ち良さそうに寝ている
2年の問題児 菊地風磨
風磨「毎日毎日ドタバタうるせぇよ‼」
毎日⁉
いつもそこにいたのかよっ⁉
風磨「毎日ここに逃げてきて、大変だなっ人気者3年の中島健人さんっ⁉」
健人「そっちこそ⁉問題児2年の菊地風磨」
尻についたゴミをパッパと払いのけ気だるそうに立ち上がる
そしてニコッと笑うと中島の腕を引っ張り壁に押し付け…
風磨「面白い事、思いついた」
健人「なっ…何?」
風磨「先輩、俺と付き合ってよ」
健人「付き合う?俺とお前が?」
風磨「そう…恋人同士みたいに」
そんなこんなで体育館倉庫からはじまった俺と風磨の偽物恋人ごっこ…