企画展示室
□お題募集企画セカンドシーズン
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カラフルロジカル
私はきっとこの世界に呼ばれたことすら驚かなかった。
不思議な運命だと受け入れるしかないと思ったから。
いいじゃないか。世の中何が起こるかわかんないんだから。
へら、と笑ってこの世界を受け入れる。
世界は拒絶していく。
ならばそれも受け入れようじゃないか。
時間制限つきの異界滞在記だっていいじゃないか。
あなたと出会う、わたしは笑顔でそれをやりすごす
その想いは絶対に心に秘めて。
悟られてはいけないのだと、乱してはいけないのだと。
めぐりめぐってお別れはやってくるのがわかっているのだから、期待するようなことはしてはいけないに決まってるじゃないの。
少しだけの甘い感覚よりか、すこし刺激的な日々のほうがきっと楽しい。
ねえ、しあわせですか?
わたしは幸せだよ。
笑顔の奥に隠した涙も、悲しみも、叶わない心の結末も。
全部全部、閉じ込めて鍵をして。
ねえどうしてそんな箱をつつきだすの?
ガタガタと音を立てて箱が暴れだしちゃうでしょ?
そういうのはしないのが一番なんだから。
カラフルカラフル
視界はきっと良好。
とんとんとつま先を叩いてステップを踏めば、ダンスが始まるんだ。
キラキラ光る町の明りの中で一人で踊り始めたはずのその舞台には、気づいたらたくさんの人々がいて。
胸の奥が、笑顔では補えないくらいにいっぱいいっぱいあふれてきて、決壊しそうになってる。
だめだよ、この夢は終わることが前提なんだから。
さあさあ、皆様お後がよろしいようで。
お手を拝借しましょう、鳴らして御覧なさい、そのさまざまな手を。
「ふふ、じゃ、幕を開けようじゃないか。舞台の準備はどうですか?」
振り向いて、さあ、崩壊を始めよう。
踊ってくれるでしょう? 奇跡の街。
「えー、それでははじめましょーか。堕落王さん?」
【電波通信乗っ取って】