企画展示室

□お題募集企画
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あのね、凄いねむたいの。
でもね、眠っちゃいけないって頭は言うのね。
あーくそ、頭がぜんぜん働かないけど、脳内では大騒ぎだわー


「スターフェイズ、膝を貸してください」



「え、あ、うん。どうぞ?」



仕事をしているスターフェイズの膝に頭を乗せれば、ちょうどいい角度で、んあーと間の抜けた声が出る。
あー…ねーむーいー。


「ねー、スターフェイズー」

「はい?」

「あたしさー、アンタのこと好きなんだけど、あんたは好きな女とかいないわけ?」



「え、いやちょっとまて、ノーナ。いまさらっと告白したか?」

「んぇー。それがどうしたんじゃー…んにゅう」



あーだめ、頭が回んないやー。とつぶやけば、ため息が降ってきた。
んおーお疲れなのかぁ?と聞けば、彼ははっきりと応えた。


「僕もキミが好きなんだけど」

「へー。じゃあ両思いだぁ〜」



ぼんやりとそう言えば、突如として後頭部にキスを落としてきた。
けど眠いから、そんなに気にしないと言うか、ちょっとうれしいくらいだ。
そんなことを思えば、ニヘヘヘへとにやけ、すきだぞーと笑う。

「あのな、それを寝ぼけながら言うのはどうかと思うぞ」


小さく笑っているのはスターフェイズだ。


「仕事が終わったら、覚悟しとくんだな」

「んう〜…ぐぐぐぅ」




次に起きたとき、なぜかスターフェイズの自室だったのは、笑うべきだったのだろうか…。



【心地よいピアノにのせて】



(ギルベルトさん! あのレコードのピアノ曲思った以上にヒーリングミュージックでした…こわい)
(安眠促進の効果があるそうですよ)
(スターフェイズには効いてなかったけど!?)
(どうしてでしょうねぇ)
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