黒子のバスケ
□深い関係。
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「お兄ちゃーん!先学校行っちゃうよー?」
そう言ってひなは俺の弁当と鞄の支度をする。
朝はいつもこいつと登校。自分のことなんか気にせずに俺のことばっか世話を焼く。
「じゃあな。」
学校の階段で別れて教室に向かう。そして願う、ひなに変な虫がつかないように、と。
俺はひなが好きだ、妹としてじゃなく一人の女として。
でもこいつの兄貴じゃないか...って?別に関係なくねぇか?
だって好きになったのがたまたま妹ってだけであとは何も変わんねぇじゃん。
つかお前も俺と同じ想いだろ?って思ってた。いや思いたかった。
そんな夢は今日の放課後崩れた。
今日は気が向いたから部活に行ってみた。
着替えようと更衣室に向かうと二人の男女の声が聞こえた。
どうせ盛ってる奴等がいるんだと思った。
「今吉先パイっ...ここだと誰か来ちゃ....んん」
「はは、ひなチャンってばえっろい声出して...ワシの事煽っとるん?ってそんな余裕ないか。」
.........ひな...?