短話

□Present from 205 room
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7時。
U-17合宿にて。
『本日の練習を休みとします。一切の練習を禁止して、休暇を取る事を命じます』
コーチの声が合宿所内に響いた。


海堂「フシュー…」
朝の自主練をしていた海堂。

日吉「…何だって?」
古武術の鍛錬をしていた日吉。

財前「次はどの音にしよか…」
趣味のパソコンで曲を作る作業に没頭し、放送を聞きそびれた財前。

切原「んにゃ…幸村部長、遂に第六感まで…イップスを…」
…寝坊していた切原。


7時20分。
真面目に練習に励んでいた二人も、練習を禁止されればする事が無くなってしまう。
片付けを済ませ205号室に戻ると、パソコンに向かう財前と寝続ける切原を見付けた。
日吉「財前、まだやっていたのか。俺達が起きるより先に始めていたよな」
財前「まだも何も昨日の消灯時間からずっとやってるんやけど」
海堂「…ちゃんと休めよ」
日吉「それより切原は起きる気配が無いな」
財前「たまに変な寝言言っとったで。『ジャッカル先輩、煮玉子奢って下さいよ!』とか『真田副部長35歳?まあ妥当っすね!』とか」
日吉「どんな夢だよ、それは」
海堂「そもそもお二人に失礼だ…」
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