短話

□ファフロツキーズ
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宍戸「…何だこれ」
宍戸が朝練に向かうとコートに異変が起きていた。
猫「にゃー」
猫「にゃにゃー!」
猫「にー!」
コート一面に、猫。

鳳「宍戸さん!おはようございま…って、ええ?!」
宍戸「どういう事かさっぱりだ…誰がこんなイタズラを」
向日「何騒いで…は?!」
日吉「阿呆な声あげてどうしたんですか、向日さ…?!」
鳳「どうしましょう、これ…」
日吉「誰かカメラを持っていませんか?!」
向日「は…?持ってるけど」
日吉「お借りします!」
向日からカメラを半ば奪い取るようにして、写真を取り出す日吉。

宍戸「お前、そんな猫好きだったのか」
日吉「違いますよ。俺が取ったのは猫じゃない。”ファフロツキーズ”です」
向日「ふぁふ…何?」
滝「ファフロツキーズ、聞いた事あるよ」
忍足「えらい事になっとるなぁ…」
日吉「空から生物、無機物、不可解な物が降って来る超常現象の事です。世界中で確認され、日本でも小魚やおたまじゃくしが降ったという事例も確認されていて」
宍戸「日吉落ち着け」
向日「そういう本小学生の時読んだ」
滝「子供達にした話が現実になって、次の日雨じゃなくて飴が降って来る奴?」
向日「違う。次の日の日記書いて、その通りに豚降って来る奴。」
日吉「そんなフィクションの話じゃないんですよ!」
鳳「日吉がいつになく輝いてるなぁ…」
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