長編。完結

□ずっと二人で…第2章
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臣くんと付き合いはじめてから1年が経った












週末はどちらかの家に行き来してたけど、最近は臣くんの学校が忙しくてなかなか会えない日が続いた














「ごめん!今週も週末レポート書かなきゃなくてさ……コンテストに出るのに練習もしなきゃなくて……ほんとごめん!」










「そっかぁ……いいよいいよ!大事な事だもん!頑張ってね!」










「あぁ……、ほんとごめんな?」









ピンポーン
「登坂ー!上がるよー!」











あ……









「おー!入ってー!……あまねごめん友達来た。グループでやる課題あってさ……あ、前にも言ったよね?家近いから家でやるようになっちゃってさ。なんか……ゆっくり話せなくてごめんな?」









「そっか、うん、聞いてた聞いてた。私は大丈夫だよ!課題頑張ってね!」











「じゃあまた後からまた連絡するから」












「うん、じゃあね」












ピッ






















グループでやる課題……








女の人もいるんだよね














前の時も電話の後ろから女の人の声が聞こえてた……











今日も……同じ声……















課題だし








勉強だもん










仕方ないよね












私だって学校では男子と一緒に何かする事だってあるし










ただそれを臣くんの家でやってるだけだから













別に気にする事じゃない























でも











でも



















臣くんに会えないのに……










あの声の人は毎日臣くんに会ってるんだよね
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