長編。完結
□ずっと二人で…第1章
2ページ/24ページ
臣くんと私は小さい頃からずっと一緒だった。
親同士仲が良くて、お姉ちゃん同士仲が良くて
休みの日は2家族でドライブとかキャンプとか…
ーーーーーー
「おーい!あまねー!早くおいでー!ここの川スッゲーきれいだよ!」
「臣くん待ってよーー!」
「早く早く!ほらっ!あそこに魚っ!」
「あまね怖くて見れない……!落ちちゃうーー」
「大丈夫だって!ほらっ!俺の手ちゃんと握って」
「うん……」
「ほらっ、あそこ!あまね、見える?魚がいっぱいいるよ!」
「あっ!ほんとだ!すごいねー!いっぱいいるねー!キレイな川だねー!」
「昼飯食べたら姉ちゃん達と川遊びしような!俺がいたら川に入るのだって怖くないだろ?」
「うん!臣くんがいたらあまねどこに行っても全然怖くないよ!あまね、臣くんダイスキだから!」
「ハハ///……あまねはカワイイなー!よしっ!じゃあまずは昼飯食べよ!母さん達がカレー作ってるから!はい、手」
「うん!」
ギュッ
ーーーーーーーーー
2つ上の臣くん
いつも私の隣にいた
繋いだ手はずっと離れない
そう思ってた……