桜の夢

□8枚目
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ーPM3;00−

緑ーたなびくー並盛のーピッ
真奈美『もしもし?』
暑くなっていよいよ夏本番…憂鬱。先日ツナは、海に行ったらしいけど。委員会による、不良討伐が重なって私だけいけなかったんです。佑李は、山本といい感じになったって、わざわざ電話してきたし…はぁ

雲雀《ねぇ、聞いてる?》
真奈美『へっ?!す、すみません!聞いていませんでしたっ!」
雲雀《はぁ、もう一度言うよ。今日、並盛神社で夏祭りがあるから、それの集金に行くから》
真奈美『は、はい!(あー、ひったくり犯が出る奴か?)』
雲雀《それで…その…》
真奈美『雲雀さん?どうかしましたか?』
雲雀《5時に浴衣で並盛神社前に来てーブッ!−》

え…
真奈美『ぇええええええええええええええええ!!』
はっ?!え?!雲雀さんが、浴衣を着て来いと…。5時まで後2時間しかない!!

ばたばた

ーリビングー

真奈美『お母さん!!』
奈々「あらあら、どうしたの?」
真奈美『浴衣って、ある?!』
奈々「あるわよ?ツー君は、着ていってくれなかったけど…、ちょっと待っててね♪」
ー5分後ー

奈々「はい、これがマナちゃんの浴衣よ」
そういって、お母さんがタンスから出したのは黒地に紫の桜の模様の入った、きれいな浴衣だった。
真奈美『キレイ…』
奈々「さてと、着ましょうか」
真奈美『うん(微笑』

ーそれからまた30分後ー

奈々「キレイよ、マナちゃん!!」
真奈美『ありがとう…お母さん///

奈々「これなら、マナちゃんの好きな子もメロメロよ♪」
真奈美『へ!?な、ななに言ってるの?!お母さん!』
奈々「これから、ヒバリくん…だったかしら?その子と、お祭りに行くんでしょ??」
真奈美『な、ななななな!なんで、知ってるの!?』

奈々「ふふっ、自分で気づいてなかったの?ここに来るまでずっと、声に出てたわよ♪」
真奈美『!』

そうして、お母さんに1時間近くからかわれて、並盛神社に向かった。
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