助けて…

□A
1ページ/2ページ

……翌朝……私は、7時に起床し、歯みがきとかその他諸々をさっさと済まし、旅行鞄を持って7時半に出た。…勿論、約束の時間には余裕で着いた。

……それから、切原君が遅刻して真田君に鉄拳を貰っていたのは言うまでもない。バスが到着し、誰が私の隣に座るかが問題になっていたが、私の一言で、柳生君の隣に決定した。

ーバス内ー

『ごめんね。柳生君…巻き込んじゃって』

柳生「いえ、そもそも此方から先に巻き込んでしまってすみません。」

『大丈夫だよ。おかげでテニスが学校でも出来るようになったし、結果オーライだよ★』

柳生「貴女はお優しいですね。」

『そんな事無いよ。…あ、ちょっと煩くなるけど良いかな?』

柳生「あ、はい。何をするんですか?」

『生徒会の仕事だよ。』

私は、パソコンを取りだし、カタカタカタカタと打ち始めた。

丸井君が乗り出して、

丸井「何を書いてるんだよぃ?」

『これは、学校祭についてのオススメなどを書いて、チラシにし、町中に配る用です。』

丸井「すっげぇ…」

『生徒会長として当然ですよ。』

真田「流石だな。」

『あはは、お褒めの言葉ありがとうございます(ニコッ』

仁王「おまんはさっきから何故作り笑いしかしないんじゃ?」

『ッッ…』

私は、一瞬余裕の無い顔をしましたが、(←多分)元通りになりました。

『別に理由とかありませんよ。ただ、ある事が起こってから笑えなくなったとしか、言えないな。』

麟「ッッ…彩花様、それはお忘れ下さいと言っておりますでしょう。」

……麟が泣きそうな顔をして、此方を見てきました。

『貴方が気にしなくても良いことです。それに、私は忘れたくありませんので。』

麟「辛い時は言ってくださいませ。」

『分かったけど…何時から解いて良いと言いましたかね?浅瀬君?』

麟「……あはは」

『後で、覚えておきなさい。(激黒)』

「「「「「「「「水野(さん)も黒だった。(でした)」」」」」」」」

『おっと…お見苦しい所を見せてすみません。』

柳生「大丈夫ですよ。あ、着いたみたいですよ。」

『では、降りる準備をしなくては。』


……そんなこんなで、合宿所到着。

ー合宿所ー

跡部「遅かったじゃねぇか、幸村」

幸村「すまないね、うちの馬鹿が遅刻してね。」

『……誰ですか?』

跡部「誰だ?このメス猫は…」

麟「彩花様にメス猫とか言わないで下さい!」

跡部「彩花様?」

……泣き黒子…ププ…

『水野彩花です。宜しくお願いしますね。えっと…跡部君?』

跡部「あ、ああ…。よし、全員集合だ!!」

……わ〜…わらわらとレギュラー陣が集まってきました。

跡部「マネージャー紹介しろ。」

『はい、水野彩花です。宜しくお願いしますね。(ニコッ』

白石「作り笑い辞めたらどうや?ミーハー」

『……ハァ…{誰がミーハーですか。見た目で判断しないでくださいよ。この顔だけ男}』

白石「な!?」

跡部「イタリア語だと!?」

『{イタリア語を話せて当然ですよ。私は、イタリア出身ですから。}』

麟「{俺もイタリア出身ですわ。}」

……これだから男は大嫌いですよ。

『{これだから男は大嫌いですよ。顔しか見ていない。ミーハーと同じです。人の事を言えないくせに、自分の事は棚に上げるとか、無さすぎでしょう。}』

麟「これだから男は大嫌いですよ。顔しか見ていない。ミーハーと同じです。人の事言えないくせに自分の事は棚に上げるとか、無さすぎでしょうと、彩花様は言っております。」

越前「あ、イタリアのお姫様じゃないッスか。うぃーす」

『あ、バレた。』

……越前リョーマ…バラさないでよ。

「「「「「「「「お姫様!?」」」」」」」」

白石「すいませんした!!(汗)」

『あはは、別にいいですよ。』

越前「あ、ヤベッ…これ言っちゃ駄目っした。すいません」

『うん、許さない(激黒笑)』

越前「すいません(滝汗)」

『まあ、良いけどね。後で、私と死合してね(ニッコリ』

……越前君の顔が真青になっていた。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ