スラムダンク 三井

□【裏】痛みの先
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初めての行為のあと、
しばらく奈々はジンジンとした痛みを感じていた。


だがそれも、三井の甘く包み込むような抱擁によって
癒されていく。


いつの間にか奈々は眠りに落ちる。
身体が冷えぬよう、奈々の素肌の上からブランケットをかける三井。


こんなに満たされた気持ちでセックスをしたのは初めてだった。


三井はいつも何かに飢えていて
自分のペースで、時には手荒に進めることすらあった三井。


隣でスヤスヤと寝息を立てて眠る奈々の
長いまつげに
キスを落とした。

続いてツンと気が強そうにとがった
形の良い鼻の先端にキスを落とす。
次は可愛らしいその唇。


「くっそー、
寝てるくせに欲情させやがって…」
再び充血し始めた己を押さえつける。





翌朝
「キャー!何これーー!」
奈々の悲鳴で三井は目覚める。

その理由にほぼ察しがつく三井は
寝たふりを決め込む。


「ちょっとぉ!寿くん!?
これはなぁにー!?」
怒ったような、恥ずかしがっているような顔で
バスローブを羽織った奈々がブランケットにくるまる三井の上に乗る。

昨夜、奈々が寝ているうちに
身体中にキスマークを落とした三井。


元々独占欲の強い三井、
好きな子へのキスマークはほぼデフォルトだが
奈々に付け始めたらあまりに愛おしくて止まらなくなり
通常あまり考えられない場所まで
つけてしまったのだ。


「寝てる間お前が無防備すぎるのが悪い」
そう開き直る三井に
「もぉーーー!だからってあんな所まで…!」
と言って、三井に乗ったまま怒る奈々。


ガシッ…

突然三井がムクリと起き上がり奈々の腕を掴む。

「朝からイイ格好してるじゃねーか。
“あんな所”ってどこだ?
言ってみろよ」

と言ってバスローブの胸元を開いた。

奈々が慌てて隠そうとするのを見越して
三井はその大きな手で奈々のキスマークだらけの胸を鷲掴みする。


大きな三井に押し倒され
あっという間に形勢逆転。
ベッドに組み敷かれてしまった。

「なぁ…
“あんな所”ってどこだ?自分で見たのか?
このドスケベ…
こんな悪い娘にはお仕置きが必要みてーだな」
言葉攻めをエスカレートさせる三井。

奈々は真っ赤になって逃げようともがくが
ピクリとも動かない。


「口で言えねーなら
実際に見せてもらうしかねーよな」
そう言うと
あっという間にバスローブの腰紐を抜かれ
奈々は足を広げられてしまった。


「奈々のここは俺だけのもんだ」
そう言うと、また潤い始めた奈々のそこに新たなキスマークを付ける。


先ほどの反抗的な態度とは打って変わり
「奈々は寿君だけのものだよ。
だからずっと私だけ愛してね」

可愛く応える奈々。


そんな奈々が愛おしくてまた欲情してきた三井。
「安心しろ。
もう俺は一生奈々しか愛さねー。
もちろん浮気なんかぜってーしねーよ。」

そう言うと、昨日よりも激しく奈々を求めた。
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