らしく≠ネい奴
□第壱夜 入学の催促。
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あーもう、今何時だと思ってる!?(怒)
まだ日暮れ前だろーが!え!?(怒)
起床時刻2〜3時間前に掛かってきた電話。
一体誰だよ!?尊い純血の睡眠を邪魔するしれもの≠ヘヨォ!?(怒)
純血種とはいえ、低血圧じゃねぇ奴ばっかとか思ってんじゃねえだろー
な!!!!?(怒)
とかゆー本音を電話台前の椅子を蹴っ飛ば崩すかわりに何時もの仮面≠
被って電話に出た。
晴蘭「何の御用で・・・?」
家の電話に掛けてくる奴は全部吸血鬼、名前なんて名乗る必要ない。
だって、純血≠フ葡萄雫≠フ家だもの。
??「声を聴くのも久し振りだね、晴蘭・・・」
晴蘭「枢・・・貴方が電話してくるなんて珍しいわね」
私を耳障りな電話のベルで起こしやがった奴は、割と近い純血の親戚であ
る玖蘭家の当主、枢だった・・・。