novel
□女王様からの挑戦状
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「うわぁぁぁぁ!!」
断末魔のような悲鳴…
エルが去っていった後のワイミーズハウス
ワイミーズハウスの責任者であるロジャーは次のエルの後任を誰にしようか決めかねていた所だった。
後任候補は2人
ワイミーズハウスでいつも成績トップのニア。
そしていつもニアの次…万年2番手のメロである。
ロジャーは二人が小さい頃からそれぞれの個性に合った指導をしてきた。
ニアには回りがとやかく言わずに自分で解かせる事を教えた。
メロは2番手とはいえやはりニアよりもかなり成績の差が出る為に他の子供達より厳しく指導した。
たとえそれが虐待と呼ばれる物であっても…。
「痛いよ!ロジャー!」
「止めて!お願い」
昼夜問わずロジャーの部屋からは少年のすすり泣く声や懇願する声が聞こえた。
そんなワイミーズハウスもいつしか月日が経っていった。
あのメロもニアも15歳を越える年齢になり、それぞれ独立していった。
しかし…ワイミーズハウスを深夜になると訪れる客がいた。