短編
□好きな子には何回も名前を呼んでほしいんだよ
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ネス『しりとりしようよ!!』
ネスのこの一言から始まった。
リュカ『しりとりですか??』
ネス『そぅ。僕、リュカ、クラウス、リュカ、レッドの順。』
リュカ『ちょっと待ってください!!なんで僕が二回も入ってるんですか!?』
クラウス『ちっちゃいこと気にしたらだめだよ。』
リュカ『いや、これちっちゃいことなの??』
レッド『確かにこれじゃぁリュカが不利だね。どっちかのリュカをなくすとか…』
ネス『じゃあ始め!!負けたら罰ゲームだよ!!ちなみにやらなかったら鼻の穴に割り箸刺してヤカン持ってあわ踊りだから!!ってわけで“ミネストローネ”!!』
レッドの話を聞かずに始めたネス。
最後にとんでもない条件を呟いた(笑)
リュカ『えぇ!?ね…“ねこ”』
クラウス『“コルク”』
リュカ『く…“栗”』
レッド『(やるしかないのか…)“リス”』
ネス『“脛(すね)”』
リュカ『ね…“ねずみ”』
クラウス『“ミルク”』
リュカ『く、“クレープ”』
レッド『“プロペラ”』
ネス『“ラムネ”』
リュカ『えっと、“粘土”』
クラウス『“毒”』
リュカ『く…“釘”』
レッド『“ギネス”』
ネス『………………………………………………………………別にレッドに呼ばれてもなぁ…“スイカの種”』
レッド(そういうのもありかよ!?)
リュカ『ね…難しいなぁ…“ネパール”』
クラウス『“ルーク”』
リュカ『く…“クリスマス”』
レッド『(こいつ等、まさか…)“スター”』
以下略
レッド(なんで気づかないんだよ、リュカぁぁぁぁぁ!!コイツらは君に名前を呼んで欲しいんだよぉぉ!!)
それからと言うもの、リュカはネスの次は“ね”、クラウスの次は“く”から始まるものばかりであった。
当の本人は、難しいなぁ〜と言いながら真剣に取り組んでいた。
レッド(リュカはこういうことには鈍いんだから諦めれば良いのに…)
しかしネスとクラウスはしりとりを通して名前を呼んで欲しかったのだ。