スマブラ界へGO!
□第三話
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『さて、ここの世界にトリップして一晩経ってしまった…トリップしたと言うことは家の電気はテレビとゲームと部屋の電気がつけっぱなしと言うわけで……ヤバイ、電気代が怖い!!』
アーボンは自分用にもらった部屋のベッドの上であぐらをかきながらぶつぶつ言っていた。
『ってか、なんでいきなりトリップしてんだよ!!せめて電気くらい消させろよ!!』
トリップしてまず電気代を心配するアーボン。なんと悲しい主人公なのか。
マルス「普通は電気代とかより自分が行方不明になってるかを心配するんじゃない??」
『いや、でも案外気づかれないかもよ??最近仕事が忙しくて友達と連絡取ってねぇし…』
マルス「いやいや、同じ職場の人とかがおかしいって思うんじゃない??」
『どーだろーなー。
っつか何故ここにいる??』
マルス「今さらツッコミ??アーボンが気になったから来ちゃった。」
『来ちゃった。じゃねぇよ!!腹黒変態ナルシスト王子はロイとイチャイチャしてろ!!しかもここ4階なのになんで窓から来てんだよ!!』
マルス「普通に来たらつまらないじゃないか。それに腹黒変態ナルシストはアイクであって僕じゃないよ。」
『(何気にロイとイチャイチャの部分はスルーしやがった…)
自分の部屋に帰れ。普通に来ない奴はお断りだ。』
アーボンはそう言ってマルスのいた窓を閉める。
マルスがどんどんと窓を叩いているが無視をし、さらにカーテンまで閉めるのだった。
『全く。』
アーボンが再び自分の世界の電気代を心配していると、部屋のドアがノックされた。
『はいよ。』
すぐに出るアーボン。
マルス「やぁ、普通にドアから来たよ。」
アーボンは思い切りドアを閉めた。
マルス「ちょっとぉぉ!!普通にドアから来たじゃない!!なんで閉めるのさ!!」
『いやいや!!あれから10秒も経ってないのに何故ドアにいる!?』
マルス「ちっちゃいことばかり気にしてたらこの世界で生きていけないよ!!」
『全然小さくねぇよ!!』
マルス「入れてよ〜。」
『だが断る。』
マルス「大丈夫だよ。アーボンを襲おうなんて考えてないから。」
『こちとらそんな心配してねぇよ!!寧ろ俺が襲うわ!!』
こんな会話が五分ほど続いた。
マルス「アーボンって案外強情だね。」
『誉め言葉として受けっとってやるよ。』
そう言うとマルスがおとなしくなった。