スマブラ界へGO!

□第一話
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『たっだいま〜…』

重たい足取りでいつものように仕事から帰ってきたアーボンはWiiの電源をつけてから服を着替えた。

『あぁ〜!!疲れたぁ…しかし、今日は金曜で明日は休み。日曜を挟み月曜が祝日だから三連休だ!!スマブラ三昧で行くぜ!!』

そう言ってアーボンは色気も何もないジャージを身に纏った。
そしてコンタクトを外し縁の厚い地味な眼鏡を掛ける。
これで完璧自宅スタイルになった。

『さぁ、今日もオールでPSI使いのネスとリュカを使いまくろうではないか。』

ふふっと笑いながら専用のコントローラーを手に大乱闘を始める。




『強い!!流石俺!!いや、相手が弱すぎるのか。』

たかだかコンピューターのレベル9を倒したくらいでこのドヤ顔である。

『あぁ〜、マジスマブラ面白いわぁ。スマブラの世界行ってみたい!!ってかガチでトリップしたい!!ネスリュカ可愛いよぉ!!脳内腐ってますがなにか??』

…と、ひとりでノリツッコミまでするアーボン。
独り暮らしだとボケてもつっこんでくれる相手がいないのが寂しいと近々思うほどだった。

『よし、コンピューター同士の乱闘にしてそれ見ながら飯食お。』

アーボンはそう言うと1PをCPにし、帰りにコンビニで買ってきた弁当を食べ始めた。
自炊は結構する方であるのだが、次の日が休みだと分かるとついだらけてしまう。

『うわぁ…ピットとスネークフルボッコされてるじゃんwww』

ちなみにCP対戦はネス、リュカ、スネーク、ピットの四人。

乱闘が終わる頃にはアーボンも弁当を食べ終わっていた。

『よし、腕慣らしもしたことですしクリアゲッターをどんどん解放していきますかぁ。』

アーボンは大乱闘を一旦止め、クリアゲッターを始める。

『ははは…魔王降臨の難しいとか無理だよ。ガノンドルフ使えねぇよ、俺がフルボッコだよ。』

アーボンは何回も挑戦しているのにクリア出来ないものにはハンマーを使うかまで考えていた。

『他にも気になるのあるしなぁ…ま、いっか。よし、いっそハンマー使うか!!』

そしてハンマーを使った瞬間、テレビから眩しい光が放った。

『わっ…眩し…』

思わず両目を瞑ってしまうアーボン。
しばらくすると光は消え、ゆっくりと目を開けた。

『あ、あれ…??』

するとアーボンは森の真ん中にポツンと立っていた。



→あとがき
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