スマブラ界へGO!
□第四話
2ページ/4ページ
食堂に着くと、みんな待っていたようであり昼食に手をつけずに待ってくれていた。
『わっ、みんなゴメン!!っつか、先に食べてて良かったのに…』
ピーチ「あら、みんなで食べた方が美味しいじゃない。」
ゼルダ「そうですわ。さ、早く席にお着きになって。」
『ありがとう。えーと…俺の席は…』
ネス「アーボン〜!!こっち〜。」
ネスが手を振りながら教えてくれた。
アーボンはピーチ達と別れ、ネス達の元へと向かった。
リュカ「と、隣ですね。」
『うん。ありがとうね。』
ネスとリュカの間の席に座る。
アーボンが席に着いたのを確認すると、マリオが“よし、みんな食っていいぞ〜”と軽く漏らす。
そして各自“いただきます”と言って昼食を食べ始めた。
アーボンもネスやリュカ、トゥーンやアイクラ達とおしゃべりを楽しみながら昼食を食べた。
しばらくして食べ終わった者から、乱闘のある者以外は各自好きにしていいので、部屋に戻ったりトレーニングしたりといろいろだった。
子供達も遊びに行ってしまい、一人になったアーボンは食器を片付けるために流しに行く。
するとそこにはすでにリンクとルイージが全員分の食器を洗っていた。
『ごちそうさま。』
リンク「おう、お粗末さん。」
『俺も手伝うよ??』
リンク「大丈夫だよ。食器洗うのは主に俺とルイージの仕事だから。」
『そっか…』
特に部屋に戻ってもやることがなかったので手伝いたかったアーボン。家事は大好きと言うわけではないが、出来ないことはないし何より急に来た余所者の自分を受け入れてくれたことに感謝をしたかった。
ルイージ「………………」
アーボンの顔を見てなんとなく感じ取ったルイージ。
あぁっ!!と突然大声を出した。
リンク「どうした??ルイージ。」
ルイージ「いや、あの…せ、洗剤がもうそろそろ無くなるかなぁって思って…」
『…………(洗剤…まだ棚に10本くらいあるのに…)』
アーボンはルイージの後ろの棚にまだ未開封の洗剤が結構あることに気づく。
ルイージ「食器の後片付けはあとは僕がやっておくからさ。リンクはアーボンさんと買い物に行ってきてくれないかなぁ??ほら、アーボンさんここに来てから全然時間経ってないし…道わからないじゃない??あとトイレットペーパーも補充しとかなきゃだから荷物も増えるし…ね??」
ここで分かった。
ルイージは自分のために役割を作ってくれているのだと。