執事シリーズ
□タオちゃんの執事
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ランチタイムになりました。
給食は、日替わりで三ツ星レストランのシェフが、学校に来て料理してくれたフルコースです。
給仕は、それぞれのお坊ちゃま達の執事が行います。
ゆっくりとデザートまで食べ終わると、また抱っこされて教室に戻ります。
お坊ちゃま達が授業を受けている間、執事たちは執事室で見守っています。
そこでは、お坊ちゃま達の授業中の様子をカメラで見ることができます。
学校から宿題は出ませんが、授業で出来なかった部分を執事がチェックして、自宅で復習してくることが義務付けられています。
放課後は、部活動というものは無く、お坊ちゃま達は、それぞれお稽古事などに通っています。
タオちゃんは、中国武術のお教室に通っています。
凛とした佇まいのタオちゃんは、お教室の中でも、群を抜いて目を引く美しさで、生徒達の憧れの的です。
タオちゃんの一挙手一投足を、みんながウットリと見つめています。
そして、お稽古が終わったタオちゃんを迎えに来るクリス
この2人が並んで立っている姿は、まさにこの世のものとは思えぬ美しさ…
お教室の生徒達は、その姿が見たくて通ってきているようなものです。
お稽古の後は、ディナーを頂き、そしてお部屋でお勉強です。
クリスが執事室で見ていた、授業中にタオちゃんが出来なかった部分を復習します。
「タオ様、ここの部分をもう一度解いてみてください。」
問題を指さすクリスのスラリとした指に、タオちゃんは見惚れてしまいます。
解き方を説明しながら、テキストの上を行き来する、クリスの指ばかりを目で追ってしまって、内容が頭に入ってきません。
「タオ様?聞いていらっしゃいますか?」
「んーと、何だっけ?」
「タオ様…
お勉強が終わったら、何でもご褒美を差し上げますから、頑張りましょう。」
「ご褒美?」
「はい…タオ様のお望みのままに…」
クリスの指に見惚れていたタオちゃんの目が、パチっと開き、ものすごい集中力で課題をこなし始めました。
もともと、お勉強はできる方なので、課題もそんなに沢山ないため、あっという間に終わりました。
「タオ様、よく頑張りましたね。
ご褒美には、何をお望みですか?」
「クリスがほしい…いっぱい頂戴」
「かしこまりました。」
抱っこされて、勉強部屋から寝室に移動します。
そこでタオちゃんは、クリスからいっぱいご褒美をもらいます。
大好きなクリスの指を思う存分しゃぶって、そしてその指で、タオちゃんの身体中を弄ってもらいます。
そして、クリスの熱くて硬いもので、タオちゃんの中を、いっぱい突いてもらいます。
最後に、クリスの熱をタオちゃんの中にたっぷり注いでもらって、ご褒美タイムは終了です。
そろそろタオちゃんはお眠になってきました。
抱っこされて、シャワーで身体をキレイにしてもらって、パジャマを着せてもらう頃には、もうウトウトし始めています。
タオちゃんをベッドに運ぶ頃には、ベッドのシーツはメイドによって新しいものに取り替えられています。
パリっとした感触のシーツの上にタオちゃんを寝かせ、毛布を掛けてあげる頃には、タオちゃんは既に夢の中です。
クリスはそっと、タオちゃんにおやすみのキスをして、寝室を後にします…
そんな感じで、タオちゃんとクリスの1日は終わります。
(完)