執事シリーズ

□タオちゃんの執事
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地元の名家、ファン家の箱入り息子のタオちゃんと

そして、タオちゃんに仕える執事、クリスのお話し



タオちゃんは、両親と執事のクリスに、いつも甘やかされて育ちました。

ただ、タオちゃんが高校生になった頃、両親は海外赴任してしまい、今は広いお屋敷にクリスと2人きりで暮らしています。(メイドは多数いますが)


そんなタオちゃんとクリスの1日を覗いてみましょう。



「タオ様、おはようございます。チュッ」


「ん〜、クリスぅ…おはよう…」


タオちゃんは、毎朝、クリスのおはようのキスで起こされます。


完全には目覚めないまま、クリスに抱っこされてシャワールームへ

パジャマを脱がせてもらい、ボーっとしたままシャワーをかけてもらい、クリスの大きな手で隅から隅まで洗ってもらいます。


タオちゃんは、クリスがシャツを腕捲りしている姿が好きです。

形よく筋肉のついた腕と、大きな手を見て、はぁ、今日もカッコイイなぁ…と思いながら、ボーっとしているのです。


頭をマッサージしながらシャンプー、そしてボディーソープを泡立て、素手で優しく肌を滑らせて洗います。

特に下半身は、念入りに念入りに…

タオちゃんの身体は、クリスの巧みな指使いに反応して、朝から元気です。



「あんっ…クリスぅ…出るよぉ…」


「タオ様、今日の健康状態も問題なさそうですね。」



これは毎朝の健康チェックのようにタオちゃんに思い込ませていますが、クリスの個人的趣味でやっています。

なので、タオちゃんは何も疑問に思っていません。

むしろ、気持ちいいので大好きです。



朝食は、クリスが一口ずつ切ってくれたものをフォークに刺して、自分で食べます。


「タオ様、お一人で上手にお召し上がりになれましたね。」


とニッコリ笑ってクリスが褒めてくれるので、タオちゃんは嬉しくてご機嫌です。


食後の歯磨きは、虫歯にならないように、クリスに丁寧にブラッシングしてもらいます。

そして制服を着せてもらい、そろそろ登校の時間です。


学校まで、徒歩でも15分程度ですが、車で門の前まで乗り付けます。

そして、車から校舎まで、抱っこして連れて行ってもらいます。

他の生徒も、ほぼ同じような感じで登校しますので、この学校では当たり前の光景です。


タオちゃんとクリスの横を、仲良しのクラスメイトのセフンが、執事のチャニョルに抱っこされて通ります。


「タオ、おはよう!」


「セフナ、おはよう!」


そして、もう一人の仲良しのカイは、車から校舎まで、自分で歩いて行きます。

その後ろを、執事のギョンスがカバンを持って付いて行きます。

カイの場合、執事のギョンスが小柄なので、抱っこでの移動が無理なのです。



ところで、お坊ちゃまたちは、常に抱っこされて移動したり、何から何まで執事に世話されて、さぞかしひ弱に育っているのではないかと思われそうですが、実は結構、逞しかったりするのです。

学校の体育の授業では、サッカーやバスケ、陸上などあり、お坊ちゃまたちは広いグラウンドを、いつも元気に駆けまわっています。


そして体育の授業の後は、シャワーを浴びて、執事たちにマッサージをしてもらいます。

それぞれ個室になっていますので、誰の目も憚らず、それぞれお好きな様にマッサージしてもらえます。

タオちゃんは、今日はロミロミマッサージをリクエストしました。

ロミロミマッサージとは、ハワイの伝統的な癒しの効果があるマッサージです。

腕や肘、掌全体を使ってのマッサージなので、クリスの腕フェチのタオちゃんのお気に入りのマッサージなのです。

ちなみに、クリスは他にも、指圧、スウェーデン式、タイ式、スポーツマッサージ等、あらゆるマッサージ方法を習得しています。


うつ伏せになり、背中全体をクリスの大きな掌で、決して強すぎない圧力で滑らかに筋肉を解していきます。

そして、ひじ下の腕全体で、背中から腰、そしてお尻から太腿、脹脛まで、緩やかに圧をかけながら、腕を滑らせるように動かします。


太腿からお尻にかけて、掌でグイッとマッサージされると、タオちゃんは何だか愛撫されているような気分になって、思わず声が出てしまいそうです。

ああ…クリスの大きな手がボクの身体を…とか考えちゃうと、もうタオちゃんの身体が反応してしまって、うつ伏せの状態がツライです。

もちろん、マッサージしているクリスも、ちゃんとタオちゃんの身体の変化に気付いています。


「タオ様、仰向けになって下さい」


マッサージの邪魔になるので、クリスはシャツを脱いでタンクトップ姿です。

仰向けになることで視界が自由になるので、タオちゃんは額に汗を滲ませてマッサージするクリスを見て、はぁ、やっぱりカッコイイなぁ…と思いながら身を任せています。


膝を曲げて、グッとお腹に付くぐらいに持ち上げ、股関節を解すためにググッっと回して横に開いた状態になると、仰向けになったカエルのようで恥ずかしいです。

タオちゃんの中心部が、クリスにじっと見られて、フルフルと震えています。

足を広げられたまま、クリスの顔が近づいて来て、


「タオ様、こちらはお口でマッサージしても、よろしいですか?」


「うん…お口で、して」


クリスが舌をベロっと出して、タオちゃんの熱い部分を舐め上げます。

その様子を、タオちゃんはドキドキしながら見ています。

気持良すぎて、つい目を閉じてしまうけど、クリスがご奉仕している顔を見るのが、堪らなく好きなのです。

そしてクリスも、上目遣いでタオちゃんの顔を見ながら、ご奉仕しています。

タオちゃんの反応を見て、良くしてあげられるというのもあるけど、タオちゃんの恍惚とした表情を見ることが、クリスの楽しみでもあります。


「あっ…クリスぅ…あっ、ああっ…ああんっ」


タオちゃんの可愛い喘ぎ声を聞けるのも、クリスの喜びです。

タオちゃんへの愛しさで、胸が一杯になります。
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