銀魂BL小説

□スキキライ
5ページ/9ページ


━数日前のこと

大江戸デパートの傘コーナーに神威、その妹神楽そしてその父親のハゲ(海坊主)がいた

「おい神威」

「ん、何?」

「何見てるんだ?」

神威は傘を取ると

「いや、この傘いいな〜って」

海坊主はこまった顔をすると
「ゴメンな」っと言った

「パピー」

「ん〜?なんだい神楽ちゃん」

「たまには兄貴にも買ってあげるヨロシ」

「う〜んちょっと今月はきついからな〜」

海坊主はハゲた頭をポリポリとかいた

「いいよ、別に」

「…いいのか?」

「うん、親父もけっこう忙しいんでしょ?この前なんか鳳仙の旦那に随分どしかられてたもんネ」

「それはお前らが暴れて校舎壊すからだろーが!!!!」

海坊主は頭から湯気をだして怒ったが神威と神楽はケラケラ笑っていた

「パピーたまごみたい」

「怒ってばっかいるとハゲるよ」

そんな親子をちょうど大江戸デパートに来ていた高杉はずっと見ていた
神楽は視線をはずすと高杉と目があった

「あり?」

「ん?どうした神楽」

神楽はしばらく考えると首をふってなんでもないと言った

「ふーん……そろそろ帰ろうか」

「うん、そーアルナ」

そして神威一家は大江戸デパートを出ていった

「……神威」

高杉は神威が持っていた傘を手にするとレジへ向かっていった

(誕生日、たしかもうすぐだったからな)

そして高杉はラッピングされた傘を手に家に帰った

━━━━━

「嬉しくねーのか?」

「え、あぁいや、嬉しいヨ
ありがとう…でもなんで?」

「今日お前の誕生日だろ」

「そーだけど、なんで知ってるの?」

すると後ろからひょこっと沖田が現れ飛びっきりの笑顔で

「俺が教えやした」

っと言った

「俺ら、おんなじクラスなんでさァ〜」

高杉と沖田は少し不気味なスマイルでピースをしたので神威は飛びっきりの笑顔で

「おりゃー!!!!」

「「グハッ」」

二人をノックアウトした。

「云業はその二人をみて少し笑ったのできっといいきみだと思ったと思いました。阿伏兎」

「作文!?!?」

「おいそこのデブ」

「え、あ、ハイ」

「「死ね」」

云業は泣きながら家に帰って行きました

「あー俺もかえるは、じゃーな番長」

「え、帰るの?」

すると沖田も

「じゃー俺も帰りまっさァ〜」

「え、沖田も?」

「それじゃ〜また後で家にいきまっさァ〜」

そう言うと沖田は途中で見つけた土方を殴りにいった

「…じゃー俺も帰るから」

神威が進行方向を変えて歩きだした。しかし、高杉は神威の後を追ってくる

「…………………何?」

「あ゛ぁ?」

「いや、なんでついてくるの?」

「まーまー通学路 反対だけど それは気にするんなよ」

「いや、気にするよ」

神威は走り出した。が、高杉は追いかけず素直にもとの道を戻っていった
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ