ONEPIECE

□エースは目の前に。
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門が開くとそこは地獄だった

海軍大将勢ぞろいで並んでいる


ルフィ達と船を降り地に足をつけ

前に目線を上げ


「「エース!助けに来たぞーぉ!」」

ルフィと叫ぶとエースはこっちに気付き目を丸くした

「ルフィ…それに…名無しさんか?…名無しさんなのか?!」

前のめりになり鎖限界まで伸ばし一点を見つめる


「ポートガス・D・名無しさん参上!エース!今から迎えに行くからいい子で待ってろよ!」

ニッと笑って見せVサインをした

休む間も無く海軍達が攻めてくる

軽くかわしエースの方へ足を走らす
途中でたまに立ち止まり能力を使い叩き潰し出来るだけ早く前へ足を浮かせた


「何で…何で来たんだよ!帰れっ!お前達じゃ無理だ!」

「久しぶりに会ってそれかよ!少しは喜べって!」

エースは下を向き涙を流していた

「馬鹿だな…兄妹ってよ…」


進むにつれて敵は手強くなってきた

七武海が並んで座って居たが何人かが立ち上がり出した



あそこに居るのハンコックじゃん…あぁ…例の七武海って奴か。
ハンコックならルフィをどうにかしてくれそうだな。

「っ!」

走っていた足は動きを止めた
そして全身が震えた


「久しぶりだなぁ…名無しさん」

「ドフラミンゴ…っ。」

「オメェの事はずっと監視してたから久しぶりな感じがしねぇがな」

「監視?…」

「気づかなかったか?ずっとオメェには俺が刺した糸が繋がってたんだよ。オメェの喋ってる声は糸に伝わり俺の元へ伝わる仕組みになっててな」

「っ…いちいち小細工しなきゃやってらんねぇのかよ!コラソン殺しやがって!」

コラソンの敵として腕を銃に変えドフラミンゴに撃ちはなった

見事に避けられ次はドフラミンゴが向かってきた

「汚ぇオメェを育てたのは誰だ!クソみてぇな船に居たお前を連れ出してやったのは誰だ!オメェに色んな能力を与えたのは誰だ!」

ドフラミンゴの額には血管が浮き上がり
一言一言言う度に糸で名無しさんを切り裂いた

「ぐっ…」

「全部…俺だ。なぁ?名無しさん…オメェとローは似てると思わねぇか?」

ドフラミンゴは攻撃の手を止め名無しさんの髪を掴んだ

「お前らは両親も居ない。そして俺の為に素晴らしい能力者となった…名無しさんはナゾナゾの実、特殊能力として死んだ人間を生き返らせる。だがそれをした能力者は死ぬ。ローはオペオペの実、あるオペをしたら不死の体になる。だがそれをした能力者は死ぬ。ほら、そっくりじゃねぇか…今からでも遅くねぇ…戻って来るか?」

息を飲み込んだ
ローの能力にそんな秘密があったとは
きっとローはドフラミンゴにそんな馬鹿な事はしない
するなら死を選ぶだろ

…きっと私もだ。
こんな奴まずそうそう死なねぇだろうし…
仮にローがオペをしたら…私は用無しだ
ドフラミンゴはローが欲しいはず…

「悪いがっ…私はもうドンキホーテファミリーに戻るって選択はない!私はもう自由なんだ!」

必ずドフラミンゴはローを探し出すだろう
むしろもう居場所は割れているかもしれない

ローの所に行く約束はした
この戦いが終わればローが危険だ
次はローの側に居ないと

「そりゃ残念だ!」

糸が1本首にかかる所で

「久しぶりじゃねぇか…」

名無しさんの目の前にはクロコダイルが立っていた

首を触るが何ともなっていない

まさか…こいつ私を助けたのか?…

「クロコダイルか…」

「すまない!ドフラミンゴは頼んだ!」

クロコダイルは鼻で笑うとシワを寄せた











「はぁ…はぁ…エース…必ず助ける!」
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