ONEPIECE
□大好きなルフィ
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体が痛い
ヒリヒリする
痛いよ…痛いよ…
「痛い!」
起きやがり周りを見渡すと誰もいなかった
誰かの部屋で寝ていたらしい
体は包帯だらけで誰かが手当をしてくれたみたい
包帯を撫でると少し痛みを感じた
「…ここは何処だ…」
立ち上がり改めて周りを見ると扉があった
扉に近づくと音楽や人の声が聞こえた
少し緊張しながら扉をゆっくり開けると
そこは オカマパークだった……
「え…ここは地獄か??私は本当に死んだんだ…あぁ…ルフィ…エース…」
扉の前で立ってると1人近づいてきた
「目がさめたのねん!」
「あ、さっきの誰だっけ…あんたも死んだんだ…ルフィは?無事?」
「ボンクレーよ!ここはむしろ天国!麦ちゃんは…今治療をしてるわ…」
「天国?…いや地獄だろ…ルフィは何処に?!」
「目が覚めたようね」
声のする方を見ると顔のデカイオカマが立っていた
「でっけーぇ…」
「麦わらボーイは今は治療中よ。助かるかはあの子次第。」
「…あんた医者なのか?お願いだ…ルフィを助けてくれ…お願いします…っ」
「今も言ったけどあの子次第よ」
「…ルフィなら…大丈夫。」
「ヴァナータこそ良く生きてたわねってぐらいの傷を負ってたのよ。まぁヴァターシの注射がきいたみたいね。」
「…アンタはいったい?」
「ヴァターシはホルホルの実を食べたホルモン自在人間よ」
「ホルモン自在人間…」
「みんなはイワさんって呼んでるわ好きに呼んでかまわなっしブル」
「…ルフィが治の待つ間何があったか教えてくれないか?」
イワンコフは1から教えてくれた
ボンクレーが名無しさんとルフィを抱え力尽きたところにイナズマが助けてくれたと
「ボンクレー、イナズマ…ありがとう…」
「それよりヴァナタ…火拳のエースを助けようとしてるみたいね。」
「あぁ」
「どんな関係かしら」
「兄妹…実の双子の兄妹だ…。」
「あーぁ、そう…って?!きょーだい?!あのロジャーのっ?!」
「あ、うん」
「じゃあの麦わらボーイも…?」
「いゃルフィは違う。兄妹って言っても義理の兄妹なんだ、ルフィはドラゴンって人の子供らしい。私自身ルフィの親父には会ったこと無いからな」
「ドラゴン?…」
「あぁ。革命軍のトップ?だっけか?とりあえずすっげーぇ強いらしい!」
「何てこっちゃブル…麦わらボーイが死んだら私がドラゴンに消されるじゃなっしブル…」
「ん?何かいった?」
「いゃ、何でもなっしブル…わかったわ。麦わらボーイが起きたら私達も一緒に行かせてもらうわ」
「まじか?!イワちゃんが入れば怪我もすぐ治りそうだし助かるよ!」
「イワちゃん?…まぁいいわ…。とりあえず麦わらボーイが起きるまで…」
ルフィの居る部屋からはルフィの叫び声が絶えない
「悪いけど何か食うもんある…?腹減って死にそう…」
「今用意してあげるわ」
鳴るお腹をおさえルフィの居る扉に頭を付けた
「…ルフィ…頑張れ。」
扉から離れるとルフィの叫び声が聞こえなくなった
名無しさんは振り向いた
「イワちゃん!ルフィの声が…」
「…ダメだったのね…」
「ルフィっ!ダメだよ!エースを、エースを助けるんだろ!?私1人じゃ…無理だ…ルフィ…お願いだから「グーゥ…グッグーーゥ」え…」
名無しさんは流れそうな涙を拭き頑丈に鍵のかけられた部屋を大砲で吹き飛ばすと死にかけのルフィを殴り飛ばした
「ルフィ!心配して損しだぞ!腹減ってんなら腹減ったって言えよっ!」
ルフィは死んだわけじゃなく
ただお腹空いていただけだった
ボンクレー達はルフィの部屋に次々と料理を運び
名無しさんは呆れて自分の食事を済ます
「ったく。ルフィばっかりじゃなくて私にも料理くれよ!」
テーブルには尋常じゃない食べた料理の皿が重なっていた
「麦ちゃんも食べるけど名無しさんちゃんも食べるわね…」
ルフィがゆっくりと部屋から出てくると名無しさんがルフィの背中を叩いた
「行けるか?ルフィ?」
「あぁ!名無しさんはもう大丈夫なのか?」
「私はルフィが起きるずっと前に起きたよ…とりあえずルフィが無事で良かったよ」
「よし!いくか!」
「うん!」
「ヴァナタ達…私達を忘れてもらっちゃ困っちゃブル」
「この人は私とルフィを治してくれたイワちゃんだよ」
「ありがとう!イワちゃん!あとボンちゃん!本当にありがとう!恩にきる!」
「イワちゃん…?まぁいいわ」
「いいわよん!だってダチでしょ?」
「おぅ!」
「じゃ行くわよ!」
「「「おーぉ!!」」」
部屋を出るといっせいに走り出した
ルフィと名無しさんを先頭に進む
「あのさ?イワちゃん!」
「どうしたの?」
「イワちゃんの能力私にくれないか?…これからもしルフィに何か合ってもその能力使えば「ヴァナタはさっきから見てると変わった能力者みたいね。何種類かの能力を持ってるみたいね」そう。だからイワちゃんの能力が欲しい」
「私は構わないけど使いすぎは死ぬわよ。それに…ヴァナタと麦わらボーイには死なれては困るわ。」
「大丈夫…ちゃんと考えて使える。約束するよ!」
「わかったわ。っでどうすればヴァナタに能力が?」
名無しさんはイワンコフに触れた
「これで、大丈夫」
「約束よ。使い過ぎは絶対ダメなっしブル!」
「わかってる…。ルフィ達に死なれて困るのは私もそうだ。」
道を進んで行くと空気が変わった