桜欄高校ホスト部
□ホスト部
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桜欄高校…
話には聞いてたけど、やっぱ目の前にすると壮観だなー
ていうか
『お城じゃねえか』
一言つぶやいてため息をつく
こんな金持ち学校でやっていけるかなー
『ま、なんとかなるか』
薄く笑って校舎内へと入った
先「みんな知ってると思うけど転校生を紹介しまーす。仲本吏衣亜くんよ入って!」
ドアを開けて教室に入る
『どうも、ヨロシク』
間
「「「「「「キャーーーーーーー」」」」」
黄色い悲鳴が上がった
現在は放課後
少し無愛想だけどめちゃめちゃカッコいいヤツが転校してきた
その噂で、校内は持ちきりだった
光、馨「「ハールヒッ♪」」
ハ「…光、馨」
光「光、馨、じゃないヨ!」
馨「早く噂の転校生連れて部室行くんでショ!」
ハ「あ...そうだったっけ」
そう、それはほんの数時間前のこと…
環「ハルヒ!お前のクラスに転校生が来たというのは本当か!?」
ハ「そうですけど…」
環「そうか!よし!お前ら1年‘sでそいつをここに連れてくるのだ!」
ハ・光・馨「「「ハ?」」」
環「とてもかっこいいんだろう?ぜひともホスト日に来てもらいたいのだ!」
光「ちょっと鏡也先輩。」
馨「この人どうにかしてヨ」
延々喋っている環を無視して抗議の声を上げる双子
だが…
鏡「こいつが入ることで部の利益が上がるのならむしろ連れてきてもらいたいが?(黒笑)」
光・馨・ハ「「「…」」」
環「――というわけだ!そこの1年‘s!必ずそいつを連れてくるのだー!」
馨「ちょっとハルヒー」
光「回想してないで行くよー」
ハ「う、うん…」
光・馨「「じゃ、いってらっしゃーいv」」
ハ「えっ、ちょっ」
2人にドンと押され、転校生の前に立ってしまった
これはもう仕方ないか…
心の中でため息をついて話しかける
ハ「あの…」
?「あの…」
知らないやつが話しかけてきた
なんか目が大きくてどっちかって言うとかわいい感じ
着てるの男子制服だけど
『誰?』
とりあえず聞いてみる
ハ「あ、自分は藤岡ハルヒです。で、あそこの2人が…」
馨「こっちが常陸院光でー」
光「こっちが常陸院馨―」
光・馨「「二人合わせて常陸院ブラザーズでース♪」」
『…知ってると思うけど俺仲本吏衣亜。で?何?』
光「うちの部長があんたに会いたいらしいからさー」
馨「ついて来てくんない?」
…面倒くさ
でもまあ暇だし良いか
『別にいいけど』
光・馨「「んじゃレッツゴー」」
暫く歩いて、第三音楽室と書いてある扉の前で止まる
馨「ここだヨー」
光「入って入ってー」