♪短編小説置場♪

□†愛に包まれて†
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ペルソナ「レオはどうしても学園には 来たくないようだな」

鳴海「今はね… でも必ず説得して連れて来るさ… これから起きるであろう事態に備える為にもね」

ペルソナ「あぁー 奴が来ないとなると棗を守り切れんからな…」

鳴海「そうだな 何がなんでもレオを連れて来る… 棗くんは僕らで守るんだ」

そう言って鳴海はペルソナに 切なげに笑った

この日は能力別授業があり 鳴海は体質系にペルソナは危力系に向かった

颯と八雲は裏任務に行ってて不在だった 部室にはルイと棗と殿内が居た

ペルソナ「奴は特力代表では無いのか? どうして危力系に居る?」

ルイ「あれ見ても分からないかしら? 棗が殿が一緒じゃなきゃ嫌らしく 一緒に来たみたいよ」

ペルソナ「あぁーそういう事なら納得だ… 棗はあの任務以降 精神不安定だからな」

ルイ「そうみたいね… 初校長が憎いわ 知っててわざと棗をメンバーに 入れたんだから」

そう言ってルイはペルソナに 憎しみの籠った眼差しを向けた…

殿内「たまに会議には出てたが 俺は危力系じゃねーし居ても大丈夫なのか?」

棗「問題ねーよ ペルソナなら分かってくれるからな…」

殿内「そうだな… てかこの部屋はいつ来ても慣れねー」

棗「俺らはほぼ毎日此処に居るから 慣れたけどなー」

殿内「だろうな… これからもっとキツい任務させられるだろうな」

棗「んなもん分かりきった事だ… だからレオ兄を救いてーんだよ」

そう言って棗は殿内に 切なげに顔を歪め縋り付き甘えた♡

そんな棗を見てペルソナは 鳴海と共に必ずレオを説得して アリス学園に連れて来ると決意した

そんな中ペルソナは初校長に呼ばれて 危力系の部屋を出て行った

それを心配げに見つめている ルイが居たのだった

初校長室から戻ったペルソナは 明らかに様子がおかしくて 微かに震えていてかなり不安げな顔をしていた

これはマズイと思った棗と殿内は 鳴海を呼びに急いで体質系の場所に向かった

ルカ「棗? 何で此処に…っ どうしたの?」

棗「ルカ ちょっとな…っ ナル居るか?」

ルカ「ナルは職員室行ってて 直ぐに戻って来る筈だけど…」

棗「なら待たせて貰うぞ… 緊急事態だからな」

そう言って棗は殿内に 縋り付き甘えながら 鳴海が戻るのを待った

鳴海「あれ?棗くんに 殿内くん… どうかしたのかい?」

殿内「直ぐ来てくれナル先生… ペルソナが初校長に呼ばれて… さっき戻って来たんだが明らかに様子がおかしいんだよ」

そう言われた途端に 鳴海は顔を顰めて直ぐに 殿内と棗と共に危力系の部屋に向かった

ペルソナは明らかに様子がおかしい 鳴海が近寄ると微かに震えていた

きっと初校長が過去の話を持ち出して 脅したに違いないと思った(泣)😢

そして鳴海はペルソナを優しく抱きしめて 落ち着く様に頭を撫でたvV

鳴海に縋り付き甘えたペルソナは 漸く落ち着いてきて 震えも止まっていた…

初校長に何を言われたのか気になった 殿内は当たり障りない様に ペルソナに聞いてみた

殿内「なぁペルソナ… 初校長にいったい 何を言われたんだよ」

ペルソナ「過去に関わる事だ… それをバラして棗を自分側にすると言っていた」

殿内「はぁ?ふざけんなゲス野郎… 思い通りにさせるか!! 棗は渡さねーよ」

ペルソナ「当たり前だ… 棗は渡さん ただ過去をバラされたら俺は生きていけない」

そう言って辛そうに顔を歪めるのだった
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