DREAM〜うたプリ短編〜

□Shout the love
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壁に追い詰め中の俺の目の前には、名無しがいる。

翔「約束の時間に間に合うように曲を作ってない名無しが悪い!」

『だ、だってインスピレーションが湧いてこないんだもん!///』

那「何してるんですか〜?」

ひょこっと出て来た那月に視線を移した。

翔「今日の10時までにって頼まれた曲がまだ出来てねぇらしいんだよ…。一緒に謝りに行こうって言ってんのにギリギリまでやるってきかねぇんだ…。」

那「とりあえず、名無しちゃんを解放してあげたらどうです?」

ふと名無しに視線を向けると俺の顔見ながら顔真っ赤にして口パクパクしてた(笑)

解放してやった途端、藍に
「ナナシおいで。」と言われて駆け寄って行った。

藍「…何?翔。怖い顔して。」

彼女が他の男の横に座って頭ポンポンされてるの見て良い気する訳ねぇだろ!!

俺の彼女は見習い作曲家で、俺と那月と一緒に藍の下でマスターコース中だ。
見て分かるように、皆から可愛がられてる。

藍「で?ナナシ、どこまで出来てるの?」

『ここまでは出来たんですけど、この先が…。』

俺と那月と藍で出来ている所まで聴いてみた。

那「何だか可愛らしい曲ですねぇ!」

藍「アップテンポで綺麗に纏まってる…。これ、テーマは?」

『え…と///』

何故か言いにくそうな名無しを不思議に思っていたら、小さな声で何かを言った。

『翔くん…です///』

俺!?///

『だからこれだけは完成させたいの!///…ダメかな?///』

翔「うっ…!///…那月!」

那「あと60分です!」

藍「ここからの所要時間は最短ルートで10分だよ。」

『よし!頑張ります!』

ガシャーン!
シ「ちなみにーこれに間に合わなかったらクビデース☆」

「「えぇぇ!?」」

窓から社長!?

顔がみるみる青ざめていく名無し。

ギュッ
翔「…大丈夫。やるだけの事やって駄目だったら、俺の元に永久就職させてやるから///」

『翔くん…///…あ!思い付いた!』





それから、スゲー勢いで書き上げ、は無事クビを免れたのだった。





〜3か月後〜

翔「俺のソロ曲、聞いてくれ!」



いつも 見てるぜ お前の事
だから 安心しろ 大丈夫

もしも どうしても 駄目な時があったら
大きな声で呼べ すぐに駆け付けてやる

失敗しそうなら 助けてやる
めげそうになったら 応援する
不安に刈られたら いくらでも 愛を叫ぶよ

Shout the love!
唯一無二のお前へ
普段なら 言えない愛の言葉を
今なら全部 叫ぶ事が出来る
愛してるぜ
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