DREAM〜リボーンシリーズ(雲雀)〜

□雪合戦開始
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『うぅ…寒いですね。』

朝からシンシンと降る雪に名無しさんは体を震えさせた。

こんな気温でも風紀委員は並盛の見回りをはじめとする仕事があるのだ。
しかも風紀委員は旧制服なので、唯一女子委員の名無しさんも例外なくセーラー服を着ている。上にセーターとコートを着ていても寒い。



並盛の見回りが終わり、並盛中学へと戻って来た

『…何ですか、あれは。』

校庭の方に見える、巨大な亀。
疲れているのかとこめかみを抑え、もう一度見ると消えていた。

(疲れているのでしょうか…。しかし一応見に行った方が良いですかね。)



名無しさんが校庭へと行ってみると、雲雀がいた。

『恭弥くん…あのカメは…。』

恭「やぁ、見回りは終わったのかい?」

綱「ひぃぃぃ名無しさんさんまでぇぇ!?」

『何です、その怪物を見たかのような反応は。失礼ですね。』

名無しさんがムッとしながら言うと、沢田は少し頬を赤くしながら「す、いません…///」と謝った。

恭「せっかくの雪だ。雪合戦でもしようかとね。といっても群れる標的に一方的にぶつけるんだけど。」

(寒いので早くしてくれませんかね…。)

恭「ここで会ったのも何かの縁だ。今日は君を標的にしようかな。」

そう言って雲雀は手に持っていた何かを投げつけた。

…様に見えた。

恭「と思ったけど風紀委員の仕事も溜まってるし…」

ポン、と雲雀が名無しさんの頭に手を置いた。

恭「名無しさんが風邪を引いたら困る。またね。」

沢田に背を向けて、2人は応接室へと歩いて行った。





ドカァァァァン!!

イーピンが爆発した事は、知らない。

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