DREAM〜リボーンシリーズ(フラン)〜

□第四話
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X「名無しさん、ベル。」

ベ「ん。何ー、ボス。」

『どうしたの?』

私達2人はボスに呼ばれて、ボスの部屋を訪ねた。
まぁ、おおよそ話の内容の見当はつくが。

X「お前達に頼みたい任務がある。」

初任務!

べ「どんな任務?」

X「暗殺だ。」

『暗殺?それならベルだけでも十分なんじゃ…。』

X「…行けば分かる。」

べ「…ししっ、了解。」





任務の詳細が載っている資料をボスから受け取り、ベルと部屋を後にした。

『初任務だ…!』

べ「ししっ、暗殺するの怖くないのかよ。」

幹部になってからは、色々な所に顔出し&挨拶をしなくてはならず、任務はこれが初めて。

『怖くない、って言ったら嘘になるけど、今までだって皆に鍛えて貰ったし、それにベルが居るから大丈夫。』

べ「しし…ヴァリアーのお姫様だ、しっかり守るぜ?」

…少し照れるな。

私は話題を変えるために任務内容をベルに尋ねた。

べ「ちょっと待ってな……………は?」

ベルがパラパラと資料を流し読みしていると、ベルは固まってしまった。

『何?どうしたの?』

そう言うとベルは黙って、あるページの一部分を指して資料を私に渡してきた。

"ターゲットはヴェルドゥーラファミリーのボスであるアンドレア及びファミリー構成員。このファミリーは年齢問わず表社会の女性の誘拐を行っている。"

『クズだね。』

べ「続き読め。」

"今回はヴェルドゥーラが主催するパーティーに潜入し、根絶やしにしてくる事。"

"名無しさんとベルフェゴールは姉妹役。細かい設定は2人で要相談のこと。"

『…姉妹?』

べ「この指令書、隊長だよな。ちょっと殺してくる。」

自慢のナイフを出して前髪の隙間からギラギラと目を光らせているベル。

『ダメだよ!気持ちは分かるけど!』

頑張ってベルを止めようと腰に腕を回して踏ん張るがズルズルと引きづられるだけだった。
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