DREAM〜リボーンシリーズ(フラン)〜
□第三話
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幹部入りを果たした直後。
それまで外出なんて滅多に無かった私は、かなり高そうなワンピースを着せられ、ボスに告げられた。
X「カス鮫とボンゴレに行ってこい。」
『ボンゴレ?』
ス「一応、雲の守護者になったんだ。挨拶しに行かねぇとなぁ。」
『ボンゴレって…?』
X「さっさと行け!!」
ボスが炎を出したので、スクに抱えられ、急いでボスの部屋を出発した。
車の中でスクから何となくボンゴレX世の事を聞きながら私達は本部に向かった。
ス「…着いたぞぉ。」
スクと話していたら着いた。
武「お、スクアーロ。待ってたのなー。」
ス「頼んでねぇ!!」
何だかスクと口論(受け流しているけれど)をしている男の人が、スクの後ろに隠れるように立っていた私を、爽やかな笑みを浮かべながら見つめている。
『…初めまして。』
武「?」
ス「あ゛ー…、コイツは上手く記憶を受け取れなかったんだぁ。」
私、この人と未来で会った事あるんだ。
武「そうだったのなー。俺は雨の守護者の山本武!よろしくな、名無しさん!」
…良い人感が凄い。マフィアなのに。
『宜しくお願いします。』