DREAM〜リボーンシリーズ(フラン)〜
□第四話
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べ「おい、隊長、説明しろよ!」
『ちょ、ベル!』
ス「ゔぉぉぉい!うるせーぞぉぉぉ!」
ベルがスクの部屋の扉を勢いよく開けた。
スクは当たり前だが怒っている。
あぁ…私が止めなきゃ。
『あの…スク、姉妹役で潜入ってどういう事?』
ス「ゔぉ…居たのか。」
そりゃあ、ベルの陰にはなっていたけれども。
気付いてよ。
ス「そのまんまだぁ。作戦を成功するのに女幹部である名無しさんの力は必須だぁ。だが万が一の時、名無しさんを助けられる戦闘要員が必要だろぉ。」
『う…。』
ス「で、戦闘力があって女装も出来そうなのがベル、お前だったって訳だぁ。」
べ「はぁ!?」
『ベル。』
べ「何。」
私は真剣な顔でベルに言った。
『私、レヴィやスクやルッスが女装してたら任務に失敗すると思う。』
そこでベルはハッとした。
べ「…今回だけな。名無しさんに免じてやってやる!」
『あ、ベル!』
そう言ってベルは部屋を出て行った。
私もベルを追う。
ス「…名無しさんって愛されてんなぁ。」