賢者の石

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グレンジャーとウィーズリーが見舞いに来たときは、もっとおもしろい話を聞けた。


「じゃあハーマイオニーと別れたところから話すよ」とポッター。

「炎をくぐると部屋があった。スネイプだと思っていたけど、そこにいたのはクィレルだったんだ。」


クィレル、鏡、賢者の石、ヴォルデモート。


クィレルは死んだと思う。ポッターはこともなげにそう言った。

ほかのふたりも、とくにクィレルには興味をもたなかった。


それはとてもつまらなかった。クィレルのことに興味を持っていたのは、その場ではミレーユだけだった。


だがミレーユは、

「ダンブルドアは君がこんなことをするように仕向けたんだろうか?」

とウィーズリーが言ったときは本当に愉快だったし、拍手を送りたくなった。


ポッターはそれを否定したが、それはおそらく正解だろう。
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